水産業って何?

クリオネが絶滅する? 海洋酸性化とクリオネ

クリオネとは

半透明で天使のようなかわいらしい姿から、流氷の幼生、氷の幼生とも呼ばれる、クリオネ。

ハダカカメガイという巻貝の仲間で、5種類が知られています。

オスメスが無い、雌雄同体なのは・・カタツムリと同じなので、なんとなく貝の仲間だということがわかりますね。

クリオネの捕食シーン

クリオネはミジンウキマイマイという巻貝だけしか食べません。偏食なんです。

バッカルコーンと呼ばれる触手で追いかけてバクっと食べる捕食シーンは・・・天使と呼ばれるかわいい姿からは想像できない衝撃で、これがまたクリオネファンの心をくすぐります。

ミジンウキマイマイは、「海の蝶」と呼ばれる浮遊性巻貝(浮かんでいるマキガイ)の仲間です。

貝のくせに・・・上手に泳いでいる様子がよくわかります。

そうかぁ・・・これがだんだんイカになるのかぁ・・とイカ好きも納得。

クリオネの飼育方法

日本では北海道沿岸で一年中見られます。

たまに、お魚屋さんでも北海道の荷物に混じって送られてくることもありますよ。

千葉県浦安の鮮魚店 泉銀にて。

クリオネは冷たい海水で生きているので、冷蔵庫の中で飼うことができます。

絶食に強いので、エサ無しでもしばらく観察する事ができます。

でも、偏食なので・・食べるエサはミジンウキマイマイだけ。ミジンウキマイマイがいないと、やがて死んでしまいます。寿命は2-3年、冷蔵庫だと長くて数か月のようです。

 

ところで、実は・・・このミジンウキマイマイが、海洋酸性化が進むと絶滅するのではないかと言われています。

つまり、これしか食べないクリオネも、ミジンウキマイマイと同時に絶滅してしまう可能性があるのです。

ちょっと難しい話ですが、クリオネを絶滅から守るためにあと1‐2分我慢して読んでください!

海洋酸性化とは?

海洋酸性化は、SDGsの「海の豊かさを守ろう」中の目標にも入っていて、海洋ゴミ(マイクロプラスチック)と同じぐらい大きな問題ですが、あまり知られていません。

というのも・・・ちょっと難しい。何が関係するかもわかりにくい。

というわけで簡単にご紹介。

二酸化炭素が海に溶け込むことによって「海洋酸性化」が引き起こされます。

とっても簡単に言うと、海が酸っぱくなって、貝が溶けやすく、貝が成長しにくくなってしまいます。

地球はつながっているので、全世界の貝が影響を受けると感がられていますが、二酸化炭素が海に溶け込みやすいのは水温が低い海なので、クリオネがいる海から影響がでてしまいます。

クリオネだけではない、海洋酸性化の影響を受ける生き物

興味が無い人は、クリオネがいなくなってもどうってことないと考えるかもしれません。

が、他の魚にも影響するとしたらどうでしょう?

ミジンウキマイマイは浮遊性巻貝の仲間で、色々な魚のエサです。

クリオネだけでなく、サンマ、ニシン、サケなどのエサがなくなってしまう事につながります。

クリオネや美味しいサンマを守りたい!どうしたらいい?

みんなが二酸化炭素をなるべく排出しないように心がけることがクリオネたちを救うことにつながりそうです。

電気のスイッチをこまめに切ったり、車ではなく走ったり自転車に乗ったり。一人一人の力は小さくても全国で頑張れば×1億倍、地球全体では×80億倍になります。

自分だけなら大丈夫だろう、ではなく自分ができる範囲で頑張りましょう。

電気のスイッチにクリオネの写真を貼ったりすれば・・・頑張ろう!という気持ちになるかもしれませんね。

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