潮目に魚が集まる理由は? サメもマグロも集まるよ!
性質が違う海水
暖流と寒流等のような温度の違いの他に、塩水の濃さの違い、透明度などによって、海水の性質が異なる場合があります。
例えば、突然深くなる地形。
右側の岩は水深4メートルぐらいで太陽の光が当たって温かいけれど、左側は突然水深が20メートルまで深くなり、潜っていくと深くなるにつれて太陽に温められていない冷たい水になります。
他にも、川からの水が流れてくる場合は塩分がない水と海の水がぶつかったりします。
雨が降ったときだけ流れるような小さな川のような場所もあれば、黒潮と親潮のようなとても大きな場所まで、いろいろ海水がぶつかる場合があります。
漁場
性質が違う潮が合流する事で、それぞれに適した魚が獲れたり、水温が違うので海底から栄養分が運ばれてプランクトンが増えやすく、それを餌にする魚が集まることでよい漁場になる事が多いです。
特に大規模な場合、広い範囲で魚が獲れるため、世界三大漁場と呼ばれます。
日本では、オホーツク海、釧路、三陸、常磐あたりの海が有名です。お店で並ぶお魚の出身地でよく見るのではないでしょうか?産地を見てない?見てください!
潮目とは
性質が違う海水の境目が海面に現れて筋状に見える場合を潮目、潮境、と呼びます。
小規模な場合・・・船の通った跡とは違う海面の模様が見えたりします。
周りを見て、川の水が流れてきていないか、水深が違うのかな?等、考えてみると面白いです。
拡大すると・・・
東京湾海ほたるから。潮目がなんとなーく線で見えるときもあります。
穏やかな潮目もあれば、もっと激しい潮目もあります。
0.5-1mの波がザバザバと。
潮目に集まる魚達
潮目には小魚が集まりやすいので・・・・小魚を食べる大物も集まりやすくなります。
↓カツオ
そして↓↓ヨシキリザメも泳いでいました・・・・。
ひえー。ゾクゾクっと大興奮しちゃいました。
他にも、カジキの背びれがスーッと見えたり、やはり大物が集まるんです。
潮目で栄養が集まるというよりは、潮に流されて小魚がその場所に溜まってしまうのでは?という説もあります。
え?私が何しに行ったって??
キハダマグロを釣りに行ったんです。なんと20Kg!
胸鰭がピタッと収納されてスピードが出るのが素敵ですよね。
ぴたっと収納!
そんな大物がそろう潮目にいるカジキを学校に呼びたい人は・・・「こちら」から先生におねだりしてください!
さらに先生が頑張って給食にカジキが出れば・・・勉強用にマグロ!?ぬりえをプレゼントしちゃうこともありますよ!