潮目に 魚が集まる理由は?
性質が違う海水
塩水の濃さの違い、温度の違い、透明度などによって、海水の性質が異なる場合があります。
例えば、突然深くなる地形。
右側は水深4メートルぐらいで太陽の光が当たって温かいけれど、左側は突然水深が20メートルまで深くなり、潜っていくと太陽に温められていない冷たい水になります。
他にも、川からの水が流れてくるような小規模なものから、黒潮と親潮のような大規模なものまで、性質が異なる海水がぶつかる場合があります。
漁場
性質が違う潮が合流する事で、それぞれに適した魚が獲れたり、水温が違うので海底から栄養分が運ばれてプランクトンが増えやすく、それを餌にする魚が集まることでよい漁場になる事が多いです。
特に大規模な場合、広い範囲で魚が獲れるため、世界三大漁場と呼ばれます。
日本では、オホーツク海、釧路、三陸、常磐にかけてが有名です。
潮目とは
これらの境目が海面に現れて筋状に見える場合を潮目、潮境、と呼びます。
これも小規模・大規模それぞれで呼ばれることがあります。
小規模な場合、船の航路とは違う海面の模様があったらソレです。
川の水が流れていないか、水深が違うのか等、周りを見ながら考えてみてはいかがでしょうか。
拡大すると・・・
東京湾海ほたるより。