水産業って何?

日本の海と魚の特徴 海外のように効率よく魚を獲れないの?

日本の海の特徴

地域や国で、獲れる魚の種類はガラリと変わります。

暖かい赤道近くは種類が多く、冷たい海は種類が少なくという感じ。

例えば寒い海、アラスカで行われるスケトウダラ漁(中層トロール)は、99.5%がスケトウダラで、それ以外の魚は0.5%だけ。ねらった魚だけを獲りやすい!という特徴があります。

スケトウダラばかり獲れるなら、魚の種類を分けてから加工しないでいいので、ラクチンです。鮮度がいいうちに船の上ですり身を作ってかまぼこやチクワ用の原料にしてしまったりします。

スケトウダラ漁の様子 鳥も魚を狙っているヨ!

荒波の中を船が進み、大声で指示を出しながら重そうな網を機械で巻き上げて真剣に働いている様子がカッコイイ!魚がピチピチしていてカワイイ!

働いている人の服装で、温かい海か寒い海か考えたり、ヘルメットをかぶっている理由を周りの人と相談してもいいと思いますよ。

場所が違うと獲れる魚の種類が違う!

水産庁資料より

寒い(高緯度)アイスランドやノルウェーなどは7-8種類の魚で全体量の8割を占めますが、暖かい中緯度の日本では20種類、暑い赤道に近いインドネシアでは40種類以上になります。

つまり、日本や赤道近くは色々な種類の魚がいる海だという特徴になります。

種類が多くなると、「どの魚が多くなった!この魚は減っている!」などを調べるのはとても大変な作業になります。

効率がいい漁法?

魚の種類が少ないと、大きい船でエイヤっと魚の群れを捕まえやすくなります。

そのことで漁師さん一人がとる魚の量は大きく変わります。

アイスランドやノルウェーでは、漁師さん一人がとる魚の量は日本の10倍以上!すごい!

水産庁資料より

日本の漁業と獲れる魚の量

そうか。日本は効率が悪いんだね。なんだか残念!と思った人、ちょっと待った!

実は、日本でも船が大きい巻き網漁は一人当たりの生産量はノルウェーやアイスランドに負けていません!

水産庁資料より

巻き網は、サバの群れ!とかアジの群れ!等をいっぺんに取るので、船も大きいからこのようなことができるのです。

ここで大事なことは、魚を取りすぎないように「何隻まで漁をしていいぞ!」と国などが決めること。そのようにして、魚を獲りすぎないように工夫されています。

どんな魚を食べればいいか?

一人当たりの獲れる量だけで効率がいい悪いというコトではなく、それぞれの海にあったやり方があるのです。

日本は日本は海に囲まれていて、豊洲市場では600種類を超す魚介類が並びます。

日本では魚の種類が多いので、船を大型化しても、取れた魚を分けたりするのが大変です。

漁師さん一人一人がとる魚の量は少なくても、面白い魚が獲れる多様性のある豊かな海!と考える事もできますネ。

そんな日本で、美味しくても知られていない魚はとても多く、未利用魚、低利用魚と呼ばれることも。詳しくは「こちら」

そのような知られていない魚を食べる事で、マグロ、サーモン、エビなどのメジャーな魚を集中して皆が食べる事が防げて、海の資源を守る事につながります。

それぞれの国の漁業の特徴を生かして、いつまでも魚を食べ続けたいですね。

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