カジキ 名前の由来は船に突き刺さったからってホント??
人が食べる魚がいるのは・・・海!
海で生きている魚を取るには、ヒトは船で海に出なければいけません。
海では、もともと生き物が生活していて、とても速いスピードで狩りをする魚もいます。
その代表がカジキ!
梶木・舵木(カジキ)の名前の由来
車と同じぐらいのスピードで泳ぐことができる、巨大モンスターのカジキ。
実はとんでもない生物なのですが、名前の由来は「船の舵(カジ)を取る木を貫く事からカジキと呼ばれた」という説があります。
ホントでしょうか?はい、ホントです。
昔の船の模型。
一番後ろにヒレのような舵をとる木が。これが梶木(カジキ)。
これが証拠だ!
昭和30年当時の木造船に刺さったカジキ。
神奈川県の「観音崎自然博物館」にて、下のクチバシをプレゼントしたお礼として撮影させてもらいました。
下のクチバシの持ち主は釣られた150Kgぐらいのマカジキ。
同じぐらいの長さ・太さなので木に刺さった子も同じぐらいでしょう。
つまり、クチバシの半分ぐらいを残してボキっと折れた様子がわかります。
さて、刺さったクチバシの持ち主は、自力で折って逃げたのか、船の持ち主に食べられたのか・・・。
厚み約6cmの板に突き刺さっています。
今は木造の船がほとんどないので、とても貴重な証拠資料ですね。
漁師さんは大変だ!
これが・・・人に刺さったら大変なんです。
釣った後に150Kgの巨体がこの嘴(クチバシ)を振り回して危ない中を漁師さんは頑張って釣りあげます。
寒い日も暑い日も皆さんが美味しく食べることを考えながら船の上で働いている漁師さんを考えて、皆さんには残さず食べてほしいですね。
生きたマグロやカジキを見たい!
市場のマグロもいいものですが・・・ぎらぎら輝く体の色は、やはり釣ったばかりのマグロたちには・・・かなわないだろう。
そう思う場合は・・・・海の上に行くしかありません!
3回船に乗って一尾だけ釣れたキハダマグロ20Kg。
お財布にも優しくないし、一本の竿で一つの針は・・・なかなか効率が悪いです。
というわけでおススメは、延縄漁(はえなわりょう)!
沢山の針で釣れば、効率よく魚が釣れます。
マグロ船で働こう!
船の上の生活は大変だけど、これからの時代、食料は圧倒的に不足して、絶対に必要な仕事です。
魚が減らないように上手に獲る工夫も進んでいるので、地球を守りながら人の生活を支えるカッコイイ仕事として、大変だけどやりがいがある仕事です。
結局のところ、魚(海の資源)は太陽のエネルギーとミネラルが元になっているので、上手に獲れば太陽が無くならない限り半永久的に減らない持続可能な資源です(「こちら」で紹介)。
気になるお給料も「こちら」からわかるので、水産の世界にチャレンジしてみませんか??
カジキマグロ??
カジキとマグロは同じぐらいの巨大な魚なので混同されやすいですが、マグロとカジキは別の種類。
なので本来はカジキマグロという呼び方は無いのですが・・・似ているので呼ばれることが多いです。
市場では大物(おおもの)と呼ばれるカテゴリーで同じ場所で競られることからも混乱されがちです。
カジキを学校に呼ぼう!
「こちら」でA0で印刷できるデータをご紹介。
「こちら」からまぐろ!?ぬりえも印刷できます。