オタマジャクシは魚?名前の由来は?

オタマジャクシ(お玉杓子)の名前の由来

今は「お玉」と呼ばれることが多い玉杓子(たまじゃくし)は、食べ物をすくって注いだり盛ったりするのに使う器具です。

その形に似ているのでオタマジャクシと呼ばれるようになった生き物がいます。

オタマジャクシは魚?魚ではない?

考えてみると混乱しそうなこの話。

オタマジャクシは・・・魚でしょうか?魚ではないでしょうか?

ヘビのように細長いアナゴやウナギは魚だし・・・・

(アナゴのシッポはどこからか知りたい人は「こちら」へ)

アンコウのような頭が大きい姿はオタマジャクシに近い形だし・・・・

↓ゴッコ(ホテイウオ)はまさにオタマジャクシ型!

形で考えると、オタマジャクシも魚!と言えそうです。

なんといっても、水の中で泳いでエラ呼吸をして、シッポもある。

・・・ところが、このオタマジャクシは足が生えてきています。

魚はヒレがあっても足は無いはず!ですよね。

↓ホウボウの歩く足のようなモノは・・ムナビレで、足ではありません。

足が生えてくる事からもわかるように、オタマジャクシは、カエルの子。

オタマジャクシはカエル。カエルは、魚類ではなく、両生類

背骨がある脊椎動物の仲間は、大きく5つに分けられます。

哺乳類(ヒト、ゴリラ、ライオン・・・)

鳥類(コウノトリ、ハゲタカ、スズメ・・・)

両生類(オオサンショウウオ、ヤドクガエル、イモリ・・・)

爬虫類(ヘビ、トカゲ、ヤモリ・・・)

魚類(クロマグロ、タイ、サメ、エイ・・・)

魚に見えるヒレも、水の中を泳ぐために魚と似ているのですね。

カエルは食べる事ができる?

種類にもよりますが、食べられる種類もいます。

中国では田んぼに住んでいて、肉質が鶏のようなことから「田鶏:ディエンジー」と呼ばれる一般的な食材で、日常で味わえる水産物です。

日本のウシガエルも、元々は食用として日本に連れてこられました。

導入当時の日本は食料が足りない状態で、平和な今とは常識が違うのです。

 

ちなみに現在は外来種として厄介者になっているウシガエルですが、このエサとして連れてこられたのがアメリカザリガニ。最初は20匹程度だったようです。

昔とガラリと変わった常識ですが、今後、世界的な食料難が進むと、カエルやザリガニを捕まえて食べる時代が来るかもしれませんね。

その場合は、日本でも水産物の一つに加えられるのかもしれません。

今は外来種が拡散しないように、「入れない・捨てない・広げない」が基本ですのでそれはお忘れなく!

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