魚粉ってなぁに? 魚のエサは魚?
魚粉とは
魚の粉で、ミールとも呼びます。
ペルーのカタクチイワシのように、沢山獲れて冷凍するには大変な場合、大きさが揃わなくて人が食べるには不便な場合等で、エサとしては使える場合等に、乾かして粉にしたものです。
ペルーのカタクチイワシ(アンチョビ、アンチョベータ)港から200mぐらいのところで取って来たばかり。新鮮で美味しそう!
これを乾かして粉にして、畜産業、水産業の飼料(エサ)、肥料などに使われています。
魚屋さんが捌いた後の内臓や皮などを集めてくれる会社もあります。無駄なく使おうとしているんです。
魚を畑の肥料にするって・・・変じゃない?
田作り(ごまめ)という御節料理はイワシを甘辛く煮詰めたものです。
昔から田んぼにイワシを撒いて農作物の収穫をよくする事で田んぼを作る=田作りとされてきたイワシを考えると、昔から魚を肥料にしてきたんですね。
魚を魚のエサにするって・・・変じゃない?
サメは肉食!等と言いますが、基本的に魚は多くが肉食です。
海藻等を食べる魚もいますが、海の中で食べあうことが多いです。
なので養殖魚がイワシを餌に成長するのは当たり前の事なのです。
最近は、限りある資源の魚を少しでも有効に利用するために、エサにして与える魚粉を少なくして、大豆などで置き換える事も進められています。
特別な魚粉?「ホワイト ミール」って?
スケソウダラ等の白身魚からできる粉です。
ブラウンミール(イワシなどの魚粉)と比較して、匂いが少ないので値段は高め。
ウナギ、スッポンなどの高級な養殖魚介類のエサになることが多いです。
餌も色々とあって、資源を無駄なく使っているんですね。
よし!養殖の方法をイロイロ勉強しよう!「ここ」から完全養殖と畜養の違いが分かるぞ!