水産業って何?

海の恵み「魚」を取り続けると減ります。魚をずっと食べていくために、
地球環境を考えている工夫とは?

養殖の種類① 餌を与えて育てる 完全養殖と畜養の違い

養殖について

自然の中の多くの生き物は、魚に限らず大人になるまでにほとんどが死んでしまいます。餌が無かったり、怪我をしたり、他の魚に食べられたり。特に死にやすいタイミングを人が助けてあげる事で、自然界では死ぬはずだった魚が死なずに大人になる事ができ、人が魚をより多く利用することができます。

おいしい魚をずっと食べていけるように、いろいろな方法でたくさんの人が様々な養殖方法で頑張っています。ここでは、養殖方法のうち、餌を与える給餌養殖の種類を紹介します。

完全養殖 (最初から最後まで人間が守る・手助けする)

卵から大人まで全て人間が育てます。
自然界への影響が少ないですが、餌のお金がとても多く必要です。
例)クロマグロ、タイ、サーモン
ウナギの完全養殖ができるようになると、ウナギの数を増やしたり、稚魚を取らなくてもよくなるので、研究されています。

畜養 (獲った魚を太らせる)

①稚魚を取ってきて太らせる

小さい魚を大きくします。

ブリの場合 モジャコ(藻につく雑魚)を捕まえて大きくしてから出荷します。

クロマグロは小さいメジ、ヨコワと呼ばれる小さいマグロを大きくして(40Kg等)出荷します。

ウナギはシラスウナギを育てます。

②旬ではない、やせた魚を太らせる事もあります。

クロマグロは夏の産卵後にやせた魚(100kg前後)を冬まで育てて太らせて出荷する場合もあります。

海外産のアサリやハマグリの場合、長旅(移動)で弱っていることがあるので、畜養場で休ませて元気にしてから出荷する場合があります。手間ですが、元気になって鮮度がよい状態で出荷ができます。

※海外で育った時間が長ければ「海外産」なので国産とは言えませんが、日本の海で長く畜養されると国産ということができます。

餌は、ラムネのような形で、↓カタクチイワシ(アンチョビ)の粉などでつくられます。

「ここ」から魚粉のヒミツがわかる!

少し前は魚をそのまま餌にしている場合もあり、養殖場の海底は骨だらけと言われたこともありましたが、今はそんなことはなく、全て魚のエサになるように環境に配慮された「育てる漁業」です
なるべく魚の粉を使わない様に、大豆の粉などを混ぜる事で、地球環境も守りながら美味しい魚が育てられています。

養殖業について、もっと知りたい人はこちらへ!⇒‎一般社団法人 全国海水養魚協会

養殖魚の特徴

一尾の魚から自宅でお刺身を目指す初心者は、タイやブリなどの養殖魚がおススメです。

その理由は・・・・

①お魚屋さんやスーパーで予約しやすい

→天候や不漁等に左右されず安定供給される!

②養殖魚の鮮度は天然魚と比較して一定

→いけすから揚げてすぐに絞めて氷詰めするため鮮度が一定。天然魚はお店によって様々なので初心者には判断が難しいコトも。

養殖魚はアニサキスの食中毒が限りなくゼロに近い。

→養殖魚の餌は乾燥したり冷凍されたりしていて餌を食べた魚にアニサキスにほぼ感染しない。限りなく安心と言っていいでしょう。

ただし、完全養殖の人工種苗か、海で獲った天然種苗かでも異なります。

一般的に・・・

天然種苗のみ:ウナギ

人工種苗のみ:マダイ、鮭類、ヒラメ、シマアジ、トラフグ、クルマエビ、バナメイ

人工天然併用:ブリ、カンパチ、クロマグロ、サバ

詳しくは「こちら」へどうぞ。

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