魚にヘソはある? ボラのへそ≒そろばん玉?
魚のヘソ
卵から産まれる魚に無いはずのヘソ。しかし、市場でボラのヘソが売られている事があります。
そもそもヘソはへこみのハズ。へその周囲を切り取って売るのか?謎が謎を呼びます。
ボラのへそ
ボラのへそは、上の左半分の事を指します。
その形から、別名はそろばん玉、ウス(臼)、砂肝などと呼ばれることも。
ボラのへそは、胃の一部で幽門です。
鳥の砂肝は胃の一部で砂嚢(さのう)とも呼び、食べたものを消化しやすくしている部分ですが、ボラのへそも胃より先に進む前に細かくすり潰したり、先に進まないように濾している役目があります。
他にもあった!コノシロのヘソ?!
ボラと同じようなものを食べているコノシロにもありました。
効率よく消化できるように進化しているんですね。
ボラのへその食べ方
食べている途中の泥や藻類が中にある場合が。半分に切って洗います。
色はよろしくないけれど消化中の藻類。
↓洗うとこんな感じに。
焼いて砂肝のようなコリコリ感を楽しみました。
ボラの口はこんな形。この口でこそぎ落として食べます。
人のように奥歯が無いので、ヘソで細かくして吸収しやすくしているんですね。
カラスミで有名なボラですが、白子が食べられる事はあまり知られていません。
身近に見ることができる魚で、春先に大量死!等とニュースになる事もありますが実態は知られていません「こちら」からボラを知ってみてください。
お刺し身にしても美味しかったり・・・です。