出世魚ブリやサワラ、スズキにボラ。ではコノシロは？ | 魚食普及推進センター(一般社団法人大日本水産会)

出世魚　ブリやサワラ、スズキにボラ。ではコノシロは？

大きくなるにしたがって名前が変わり、価値も高まる魚のことを出世魚（しゅっせうお）と呼びます。

成長して、立派になってほしい！そんな思いを込めて、お正月や節句で出世魚を食べる風習があります。

晴れの日に食べると、縁起がいい感じがします。

ブリ、サワラ、スズキ、ボラの４種類が有名です。地域によって呼び名が変わります。

関東：モジャコ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ

関西：モジャコ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ

サゴチ（サゴシ）→ヤナギ（ナギ）→サワラ

刃が鋭い！カッコいい！そして美味しい！

セイゴ→フッコ→スズキ→オオタロウ

今風に言うと、オオタロウはランカー（大きくてランキングに入りそう）！

これはスズキかな？？

ハク→オボコ→イナ→ボラ

イナセだね！と江戸っ子の言葉が聞こえてきそう。

実はお刺し身も美味しいボラ。カワイイ口も見てほしい。

コノシロは「シンコ→コハダ→コノシロ」と名前が変わりますが、一番価値が高いのは小さいシンコの時代。そのため、出世魚と呼ぶには逆の意味になり、「出世？」と問われると苦しいところ。

でも、大きくても「ササっとさばいて酢締め」にすると美味しいので、人の評価はともかく、食べてみて下さいね！

出世魚以外におめでたい魚といえば…赤くて目立つあの魚。

自宅で作ると、アツアツホクホクの塩焼きが食べられます。

尾頭つきだと、人生最初から最後まで幸せにね！という気持ちまで伝わりそう。

出世しなくても、幸せに過ごすこともできそうな鯛の塩焼きを作りたい方は「こちら」へ！

同じ塩焼きでも、30秒で下のようにカッコよくできるのです。

味は一緒でも、愛情が思い出につながるハズです。