給食で食べられる様々な水産物 未利用魚を給食に!

人気がある水産物は高い!

欲しがる人が多ければ、モノの値段は高くなります。

欲しがる人が少なければ、そのものの値段は安くなります。

安くなりすぎると、作る意味・獲る意味がなくなり、誰も作らず獲らなくなります。

タンパク質は世界中で争奪戦に!

物価が上がって給食メニューを考えるのも大変な現状ですが・・・

今後も世界人口は増え続けるので、さらに厳しい状況になる可能性があります。

安い魚や水産物を給食に使いたい!

日本近海では700種類ぐらいの水産物が獲れて市場に並びます。

美味しくても知られていない「未利用魚・低利用魚」と呼ばれるような種類もいます。

共通点は・・・安い!人気が無い!という事。

人気が無い魚を発掘して、給食で使ってみませんか??

全国の学校で、聞きなれない水産物を利用している例を紹介します。

面白そう!と感じたら、給食納入業者さんに「知られていなくてもいいので、安い水産物ないですか?」と聞いてみてください。

そして、プロの報を信じて、メニューに取り入れてみてください!

種類の多さは、海の豊かさの証拠。そんな当たり前のことを改めて考えてみましょう!

アイザメ 鹿児島県与論町立与論小学校

サメは軟骨魚類なので、喉に骨が引っ掛かることはありません。

大き目の魚体だったり、カツオを食べてしまうので駆除されたりするので、それを食べてしまうと一石二鳥!ですね。

アイザメは見たことないですが、ドチザメはこんな感じ↓

カッコいい形。ついつい食べたくなりますね。

同じ軟骨魚類のエイもおススメです!「こちら」

アイゴ 三重県志摩市役所

トゲに毒があるのでバリともよばれるアイゴ。

さばくのに大変なトゲは業者さんがとってくれています。給食で見ると普通の魚です。

小型のサバ 横浜市内 20万食

少し大きさが合わなくても、大きさがみんな一緒でなくてもOKという考え方です。

そもそも海の中では一尾ずつ重さは違います。

ミンチにしたり、少し小さめに切って何切れかにすれば、一切れ30gなどと決めなくても大丈夫。

 

カナガシラ 福島県いわき市立錦東小学校

頭が固いので金頭。丈夫に育つようにお食い初めに用いられる地域も。

 

ヒレを使って歩く事で有名なホウボウとの違いは「こちら」

ボラ 埼玉県戸田第二小学校

出世魚としても有名なボラ「こちら」

江戸前の漁師さんは、ボラが船に飛び込んできたら必ず自分の家に持ち帰る(それほどおいしい!)そうです。

カラスミがボラの卵なので、大人はすぐ納得の魚です。

アカマンボウ 埼玉県戸田第二小学校

名前は似ているけれど、アカマンボウとマンボウは違います。

アカマンボウ、昔市場でみかけたけれど、写真が残っていないのでマンボウ君を紹介↓

アカマンボウ、検索前に姿を想像してみてくださいね。きっと驚きます!

 

知らない水産物でも美味しい魚たちは沢山います。

冷凍の切り身で運ばれてくると、元の形は関係ないですが、色や形など、色々な種類の生き物の命を頂いているんだな。そんなことを感じながら、美味しい食卓を囲んでくださいね。

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