魚の王様、鯛を使って食育! 保育園・幼稚園編

体験しよう!

知識と体験は別物!鯛を目の前に置いて、触りましょう!

水産物は幼児教材にも最適です!

タイを確保!

日本全国の魚屋さんやスーパーで、3-4日前に予約すれば入手できます。

「ウロコと内臓はとる?」と聞かれたら、「海で泳いでいた姿」を見せたい場合は「そのままで!」で。目的によって「ウロコは片側残して、エラと内臓だけ取って!」等もお願いできます。

もちろん自分たちでさばいてOK!塩焼きぐらいなら、「怪我無く簡単にキッチンバサミだけでさばく方法」もご参考に。

準備

真水でザザッと海のバイキンを流してから、余分な水分はふき取ってから触らせると汚れにくいです。

口が固くて開かない場合は大人が先に開閉させておくとスムーズに口が開きます。

触る前後の手洗いもシッカリと忘れずに!

トゲに注意してタッチ!

最初にヒレのトゲをゆっくりそっと、チョンチョンと触りましょう。

イテテ!となったら、大正解。食べられないように痛いトゲがあります。

次は頭から「イイコだね~」となでれば、トゲが刺さらない事も伝えます。

鯛はシリビレとムナビレにもトゲがあります。

背びれと同じように頭側からなでれば大丈夫。ゆっくりさわれば刺さりません。(食べられないようにトゲがあり、泳ぐときに邪魔になる向きには刺さりません。)

鳥や魚が魚を飲むときに頭から丸飲みするのは、このトゲが喉に刺さらないためなのです。

ヒレについて

ヒレは、みんなと同じように進むためのモノです。

そして、同時に身を守るためのトゲもあるのがヒレの特徴です。

そして・・・シリビレの前、赤矢印にお尻の穴があります。魚をさばく場合はここから前の方に切ります。

皆と同じ大事なお腹を守る・・・骨!

口からお尻(赤矢印)までには内臓があります。

お腹は大事で叩いてはいけないけれど、お腹を守る骨が皆のおなかにあります。自分の脇腹を触ってみて。かたいでしょ。お魚のおなかにも骨があって人も魚も一緒です。

内臓を取った鯛だと、おなかがポッカリと開いていて中から骨が触れます。

骨がある分食べにくいけれど、マグロでいう大トロの部分です。

タイが食べた物はどこに行くの?

いよいよ気になるの口の中を見ます。

鯛の歯は鋭さはなく、触っても痛くないので怪我はしません。安心です。

この歯でエビなどをゴリゴリ砕くのです。ベロも見えますね。

口が開いたら、水を入れたくなるので、口から水を飲ませると、指が入っている場所から水が流れ出ていきます。

なんでこんなところに穴が??開けてみると・・・

エラがありました。ここでみんなと一緒に息をしているよ。

みんなは空気を「吸って~吐いて~吸って~吐いて~」しているけれど、お魚はお水の中にある小さな空気をこのエラで捕まえます。

口から指を入れてみると、トンネルになっていて指が見えて、吸って吐いてではなくて、流れていくだけということもわかります。

実は小さい食べ物はここから出てしまう事も。でも、エラの近くに硬いザルのようなものがあって、水はここから出て、食べ物は胃袋に進むようになっています。

どうやったらお魚を食べる事ができるの?

魚は食べられないように、トゲやウロコで身を守っていて、骨もあって、固い部分は食べられません。

ウロコがある場所にフォークを刺そうとしても、なかなか刺さりません(やってみてください!)。

なので、食べる時は・・・ウロコやとげ、骨を取ってから食べています。

こうやってみんなが魚を食べられるようになります。

 

他の魚を触るときなどは、特にトゲには注意してください。「こちら」にあるように、トゲの先だけを切ると安心です)。

食べタイ!

保育園などでは塩焼きでしっかり熱を通すのがおススメです。

園児が食べられない環境の場合は先生方が食べて感想を伝えてあげましょう。

 

他の説明は「小学生編」に続く!

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