カツオの種類 背びれを出せば、スピード重視で泳げる秘密がわかる!
カツオの特徴
マグロと体の構造がそっくりなカツオ。ウロコは頭の周りだけで、後ろはがツルッとしているのも特徴です。
一尾で買う機会は少ないかもしれませんが・・小さめならチャレンジできるのでは?
市場で迷わないように、カツオの種類の見分け方を覚えましょう!
●スマ(ホシガツオ・ヤイト)
まずは点々をみて、お、ホシだ!と笑顔になりましょう。
鹿児島から来た子たちは2Kgで、点々が一匹ずつ違いました。
持ち帰って、まずは背中側から見る。トビウオ等と一緒でやはり黒い。
お腹側は白い。他の魚を食べる側のカツオも、「餌」から見つかりにくい方がいいんでしょうね。
次に、ビシッとしまわれている背びれをチェック!
ここかな?と指でそーっとつまんでみると・・・結構硬い背びれが出てきます。
背ビレを立てると魚らしくなりますね。泳いでいる時は水の抵抗をなくすためにピタッと閉じているのです。それぞれのヒレを使い分けて、カツオはビュンビュン泳ぐ!
マグロも構造が同じですが、一尾では・・・ナカナカ買えませんよね。
そんな工夫をして速く泳いで、食べる時は引っかけて丸呑みするので、小さい歯です。
このスマの胃袋からは10センチぐらいのイワシが31匹出てきました。
新鮮なら食べてしまってもいい胃袋のイワシ、半分溶けていたのでお見せできませんが、胃袋の中の新鮮なイカや魚は歯形が見える場合もあります真っ二つになっていなかったのでやはり引っ掛ける程度だとわかります。
●ハガツオ(キツネガツオ)
スマよりちょっと長い体で顔が大きめですね。
エラと胃袋を取り出したところなので、胃袋は体の半分の長さだとわかります。結構大きな魚も飲み込めますよ。エラもこの赤さなら新鮮でお刺身で食べれそう!と判断できます。
ハガツオの「ハ」は歯です。その理由は一目瞭然。
魚をさばくときは、口を開けると新たな発見がありますよ。
●カツオ
宮古島で出会ったきれいなこの子は、一本釣り4時間後でも既に縦じま。(生きている時はこの縦じまは無く、興奮すると横じまです。水族館でカツオを見て確認してください!)
市場祭りなどでも見かけるかもしれません。カツオはさばくのが少々難しく、血と骨が多めで驚くかもしれませんが、頭や中骨からもカツオブシとは違う美味しい出汁が出ます。何事も挑戦ですのでチャレンジしてみてください。
●初ガツオと戻りガツオ
南の海で生まれて、北の海で太って南に戻るので、北に向かうカツオは「初ガツオ」で小さめ、脂がのっていないさっぱりタイプ、北から戻ってくる「戻りガツオ」大きくなって脂がのっています。好みは人それぞれなので、これからの時期、ぜひ2回は食べてくださいね。
柵を買って食べる方は、お腹側と背中側で脂のノリが違うので、比較用にもう一パック買って食べましょう!あ、炙ってタタキにする場合、そのままお刺身にする場合も考えるとさらに、倍になりますね。部位や食べ方による自分の好みの食べ方がわかると、魚がさらに好きになると思います!
もっとカツオが知りたい方は「こちら」!漁法で値段も美味しさも違う??等がわかりますよ。