料理の中から歯の詰め物を発見?!驚きの異物混入例!

食事中の料理から金属や歯を発見?!異物混入事件??

食べた食事の中からガリッと見つかることがある、人の歯や銀歯。

おにぎりなどからも見つかるこれらの事例は、食べた本人の口由来であることがほとんどだとも聞きます。いえ、言い切りましょう。ほとんどです!

そのため、あれ?と感じたら、まずは自分自身の口の中をチェックする事。

それでもわからなかったら、「歯が入っていたのだけれど、原因にはどのような可能性がありますか?」等のように質問すると、「ご自分の歯の詰め物である例も多いです」と答えてもらえて、一件落着なハズです(提供側は、お客様の責任になるような話題には触れにくいのです)。

自分の口の中から他人の歯が出てきたと考えると、衛生的にも気分的にも予想外に驚いてしまうので、クレームにつながりやすい問題ですが、そのまま怒りを相手にぶつけたりSNSで発信すると、引っ込みがつかなくなる場合もあります。

そうなる前に1‐2分でこのページを読んでみて下さい。納得してもらえるハズ!です。

食べ物の安全のために出荷前にチェックされる事・・・

加工食品は工場で作った後に金属探知機やエックス線異物選別機を通すので、数ミリ以上の歯や骨などの硬い危険なモノはまず入りません。魚の場合は釣り針が入っていると危険なので製品化後にチェックされています。

加工食品でない生鮮野菜や魚の場合は口の中のモノよりも、針金や小石など、野外にあるモノの方が入る可能性があります。

そのようなことを考えて、消費者が安心安全に食事できるように食品業界全体が考えています。

筆者の周囲で歯関連の事件?に遭遇した例

①忘年会のしめでウナギのひつまぶしを食べていた事の話。

10年以上前の話ですが、目の前で「なんだこれ!」と叫んだ人がいました。

聞くとヒツマブシに銀歯が入っていて驚いたとのこと。

・・・自分のモノである可能性がとても高いので、自分の歯を一周しっかりチェックしてみるようにアドバイス。「自分の歯に異常無い。これはクレームにしていいだろう!」と怒り始めたので、食べ物を全て飲み込んでから舌で一本一本チェックしてもらいました。

「それでもやはり異常はない!」と皆酔っぱらっている事もあり、その人がトイレに行ったのかなと思っていたら、店員さんに説明したところ、お店からのお詫びとして、あと1時間飲み放題追加になった、という話になっていました。

うーむ、と思いながらも翌日その人から連絡があり、「自分の詰め物だった。お店に申し訳ないので謝ってくる」とのこと。お店の人は、許してくれたそうで、本人はお詫びとしてお客さんとして何回か通う事を約束したそうです。

↓おいしい「ヒツマブシ」。蒲焼きをオヒツに入れて食べる事から名づけられました。

②お寿司屋さんで食べていたら歯の詰め物が入っていた。

シャリの中からガリッとしたので「これってなんだろ?入る??」と大将に言うと、「そんなわけがないでしょ??ご自分のでしょう(笑)。」とやんわりと答えられ、「あ、ほんとだ。ごめんなさい。」という事で一件落着。顔見知りだったのでソフトなやりとりでトラブルなく普通の会話ですんだようです。

③キャラメルを食べて詰め物が取れた×4回

甘いものが好きな筆者の好物はキャラメル。その粘性の高さから詰め物が取れた事があります。

虫歯でない場合、詰め物を持って行くと虫歯になっていなければそのまま付けてもらえますが、捨ててしまうと型取りと装着で歯医者さんに数回通うことになるので、詰め物を無くさずに歯医者さんに助けてもらうのが大事です。

取れた経験を繰り返した結果、キャラメルを食べなくなった!というわけにはいかず、噛まずに口の中を転がして食べるようになりました。噛むよりも長持ちしておススメです。

④学校の給食から、7歳男子の乳歯を発見!!

当たり前の話ですが・・・しばらくブラブラの前歯を触って遊んでいた息子。

給食を食べているうちに歯が抜けた!と喜んで大事に持って帰ってきました。

歯が抜けた翌朝に、歯の妖精が枕の下にコインを届けてくれるのが彼と家族の密かな楽しみです。

メダルはユニコーン!実はあの角は、歯なんです。どういうことか気になった方は「こちら」

しかし・・・息子の歯なら可愛いけれど、他人の歯だとギョッとする・・・。不思議な感覚ですね。

⑤職場のお姉さまからの情報

昔、何度か訪れていた天ぷら屋さんで、人の歯が入ってた!とお店に喧嘩腰でクレームした知り合いのおじさま。大騒ぎになったようでお店に証拠として歯を渡したが、翌日自分の歯だったとわかって、恥ずかしくてそのお店に二度と行けなくなったみたい。結局、謝らなかったんじゃないかな・・・。会社名も伝わっているのに、恥ずかしいよね・・・。

不安になった場合のお店や会社への伝え方

以上のように歯や歯の詰め物のような金属は、私の周囲では自分自身の口の中が原因だった例のみです。

私も利益を得てしまった例もありますが、お店がお客さんの空気を壊さないようにしている様子もわかります。

というのも、お店の人が「あなたの歯でしょ。」と伝えるのは、よほどの関係性や、自信が無いと言えません。

周囲でこのような話を聞いたら、落ち着く事、そして自分の口の中をチェックしてみようと教えてあげてください。

そして、お店に伝えるにしても、食事を作っている人や、言われた人の気持ちも考えながら、その場の雰囲気を壊さないよう、家族に話す時のように、やさしく伝えたり教えてもらったりして下さいね。

加工食品に危険な硬い異物が入らないような工夫

食品業界の裏話ですが、金属探知機やエックス線異物選別機は、機械が正常に作動しているか、30分おきなど決めて金属やプラスチックのサンプルを流してチェックします。

硬いものや金属が入っていると、コンベヤーが動いて落とし穴のようになり排除されるのですが、もしもサンプルの金属が排除されない場合は、その前にチェックした時間まで遡ってやり直します。

これは現在の食品工場では必ず行われており、消費者に危険な異物が届かない工夫がされています。

それを知っているお店や会社の立場だと、自分たちの責任である可能性が低いとしても、人が作ったものである以上、想定以外の事が起こる可能性もゼロではありません。その場合は一大事なので即座に調べ始めなければいけないので、細かい情報も聞こうとします。うるせぇ!ではなく、安全のための情報確認のために協力してあげてください。

というのも生産者にとって、クレームは、迷惑ではなく、改善のためのチャンスなのです。

人が作っている以上、機械の不調や思いがけない金属片が入っていた場合、同じ製品を食べた他の人にも危害が及ぶ可能性もあるため、何か見つけた場合は黙っておかずにメーカーに情報を提供する事はもちろん大事ですし、わからない事は聞いてみるのもおススメします。

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