アオヤギ(バカガイ)をさばく! 砂抜きの裏ワザで美味しく食べる!

アオヤギ(青柳)バカガイの見分け方

アサリたちと一緒に砂浜で獲れるアオヤギ。

一瞬似ているハマグリ(右四つ)よりも殻が薄い事で見分けられます。

足がオレンジなのも特徴(黄色の場合もあります)。

バカガイの名前の由来と砂が入る理由

表現は悪いですが、馬鹿みたいに獲れるとか、口をぼかーんと開けていてバカみたいだからバカガイというヒドイ名前が付いています。

捕獲後でも口を開けているので、その時にも砂が入ってしまいます。

呼吸する水管、殻が開いた部分の砂を洗えればいいのですが、水をかけると殻を閉じます。

でも大丈夫!殻が開いた状態で水をかけられる方法を伝授するので、砂噛み問題解決です!

アオヤギ(バカガイ)の砂抜き方法

まずは動画をどうぞ。字幕をオンで。

ゆでてから洗う方法は、茹でて身が縮み、エラの周囲の砂が出にくくなり何度も揉み洗いや茹でを繰り返すことになり面倒です。口の中もジャリジャリ。

熱すぎないお湯で貝殻を開き、冷水でゆすぐ方法がベストかと考えていましたが、解凍後に一つずつ愛情をかけたほうが早いという結論になりました。各家庭で合う方法を考えてみて下さいね。

潮干狩り当日夜・・・・

カガミガイの処理を優先して貝殻を台所から消したらスグ寝たい。そうなると、アオヤギは冷凍一択。というわけで冷凍後からスタートです。

アオヤギ(バカガイ)砂抜きの裏ワザ

①冷凍後に流水解凍する

イカや貝は冷凍しても旨味は流れにくいです。素早く流水解凍がおススメ。

5分程度で処理を始められます。

②殻を開く

筋肉(貝柱)を縮めて貝殻を閉じている二枚貝。

冷凍したことで引っ張れば貝柱が伸びるので簡単に開けられます。

水管の右奥に砂が見えます。ゆでると身が縮み、砂がとれにくくなります。

③水で砂を流す。

ある程度開いたら、お皿の中や水道水でシャワーなどで砂を流します。

鳥の羽のようなエラ部分に砂が入っている事もあるので

↓完全に開くと、エラが複雑な形だとわかります。貝の角度を変えて砂を洗い流すようにします。

実際にはここまで開けてしまうと、貝柱が千切れて食べる時に殻から外れなくなり美しくありません。

砂を取りやすくするか、見栄えを重視するか。お好みでどうぞ。

④水管にも水が流れるように。

生だと黒いけれど、熱をかけると赤くなる部分が水管です。その周辺に内側と外側から水を当てます。

⑤水管の近くの粘膜を取る

要注意なのが水管近くの粘膜。

↑水管ではなく粘膜を引っ張って砂が獲れている状態。ここも愛情をかけて丁寧に。

③④⑤を考えながら、砂が見えなくなるまで何度か繰り返します。

 

※砂を流した後は、シンクや食器類が傷つかないようにシンクを洗いましょう。

シンク用と食器用を間違わぬように。

⑤下処理終了。アオヤギの食べ方!簡単料理!

オリーブオイルを熱してニンニクチューブで香り付けしてから炒めます。

貝の旨味がたっぷりで貝殻も食べたくなる料理の完成です。

大きければ、斧足部分はお刺し身にすることもできます。内臓部分は必ず加熱してから食べましょう。

 

プロの工場ではエアーポンプで水を動かすようにして一昼夜待つことで砂抜きしているそうですが、家庭ではエアーポンプなどの準備が大変。

という事で、冷凍です。すぐに食べられませんが、楽なので試してみて下さいね!

 

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