魚をさばく! ツメタガイをさばこう! この種を喰い尽くせ!
この種を喰い尽くせ ~江戸前のあさりをすくえ!~
潮干狩りで見かけるツメタガイ。
肉食でアサリなどを食べてしまいます。
右のカガミガイの穴をあけた犯人は・・・ツメタガイ!
結構大きいのもいます。
砂に埋まっていたり、移動していたり。アサリなどに覆いかぶさるので、貝殻より大きく身が出ます。
捕まえると見る見るうちに水が出て殻に引っ込みます。
ツメタガイの砂茶碗(卵塊)。卵はなんと3-5万個!@5月の木更津
↑潮が引いた砂浜に2つ重なっていたり・・・↓立ち上がって数えると100個見えたり。
ここで獲れた貝は・・20㎝以上の深場にいて貝殻が厚いカガミガイぐらい。
水管を出して餌をとるために浅い場所にしかいない、貝殻がそこまで厚くないアサリは喰い尽くされてしまったのか獲れません。
というわけで・・・アサリたちを食べる潮干狩りの厄介者のツメタガイ。
この種を喰い尽くせ!
ツメタガイ、食べられます。小さいツメタガイも積極的に取って食べましょう。
注意点は砂。粘膜にビッシリ付いているので、ゴシゴシ洗う必要があります。
筋肉部分だけ食べるので砂抜きはしません。どうせ茹でたらエラあたりから砂が出てきます。
①表面の砂を落としながら大きさを分ける
それは貝というにはあまりにも大きすぎた・・・という感じのデカさ。
茹でる時間が同じ方が良さそうなので、大きさ別に分けてみます。
②茹でる
沸騰したら貝を投入、再沸騰して2-3分待ってみました。
お湯から出すとこんな感じで砂も出てきます。水で熱さと砂を流してイザ!
③殻から出す。蓋は取る。
蓋は薄くついているので割らないようにそっと取りましょう。
④内臓をちぎる
ストレス発散!これでもか!と筋肉以外を近くの内臓を取る。
↓内臓が付いていた部分の、このふくらみも取ります。
慣れれば貝殻の中に内臓を残したり、シンクの中でさばいたり。
ここまでは手を切りやすいので、手袋をおすすめします。
熱いまま手袋でさばこうとすると、やけどするのでご注意を。
貝殻は牛乳パックにポイっと入れると手を切らず汚しにくいです。
⑤仕上げ
半分に切ってみて、内臓系が残っていたら・・・取る。まだ砂がありますね。
↑ふくらみがあるので取ると、↓このように。見ての通り、まだ砂が付いています。
⑥砂を取る
ごしごし、ガシガシと手の中でもみ洗い。
砂が無くなったら完成。
お好みによって刺身っぽくしても、つぼ焼きっぽくしても、つくだ煮風にしても。
噛むとジャリっとする場合は砂がどこかに残っていたのです。次回はより注意。
大量のツメタガイをすぐに食べられない場合は、食べる日まで冷凍するのもお薦めです。チャック袋に空気が入らぬように・・・。
魚の身と違って貝類の身はそこまで劣化しません。
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