マテガイの食べ方 砂抜き方法 冷凍裏ワザ

マテガイ完全攻略

捕まえるのが楽しいけれど砂抜き方法が難しいマテガイ。

何かとジャリッとしてしまうので、とことんバラバラにしてみました。

そして、「今のところ」ベストな方法を紹介します。

①冷凍する

当日は疲れているので、水で表面をざっと洗ったら、チャック袋に入れて冷凍。

本気で掘ったら、砂抜きする体力・気力が残りません。明日以降に!

②流水解凍

貝類の身は冷凍に比較的強いです、鮮度維持も兼ねて速やかに流水解凍します。

3分ほどで溶けます。

冷凍後は貝柱の力が抜けて貝殻が開き、身を取り出しやすくなります。貝が開く理由は・・・「こちら」

③貝殻から身をはがす

貝柱2か所を外す。割れた殻が身に残らぬように。

小さいスプーンの持ち手側などがおすすめ。あ!剥がしたとたんに砂が見えますね。でも大丈夫。

④斧足(水管が無い、地面に潜っている側)から水を流す

上の写真の右側が斧足側。

指で持って、伸びる付近に水を当てると、水管から水が出ます。

砂も一緒に出ます。やった!

⑤気がすむまで水を流す

膨れると中でエラが広がっている様子が見えます。

貝は水管の一つから海水(と砂)を吸い、エラで呼吸をしつつ餌を取り込んでもう一方の水管から出します。

つまり、海水の通り道に砂が入ります。

カガミガイは餌を食べる胃袋に砂を取りこむので砂抜きや水を流しただけでは砂が取れないと思われるので、砂袋を取らないといけません。詳しくは「こちら」へ。

⑥適当に切って葱と炒める

砂が無くなったら、3-4等分にハサミで切って、ネギと炒めます。

殻も砂も無いのでネギと合わせてもジャリジャリの心配が無くウマイ!のでした。

砂が入っているとネギまでジャリジャリが拡大してしまうので、ショックですよね。

おまけ:分解風景

殻を取ったマテガイの中身は、斧足を引っ張ると、伸びます。

4個体分でわかりやすくしてみました。右が斧足部分。

 

最後は二つに分かれます。↓

一番上を引っ張ると、下二つに別れた、という図。

このスキマを洗うと砂が無くなって食べやすかったけれど、なんだかカッコワルイ気がしていました。

そこで、分けないでも斧足側から水を流すことで砂が無くなる砂取り方法を考えたのでした。

開発途中では、↓こんな感じで水に浸けて重い砂が落ちるようにしてみた事もありました。

貝殻を外してから少し水に揺らすと↓砂がとれるので、これでもそれなりに効果はありますが、

紹介した方法で行うことで、水に浸けて旨味が流れていく時間は短縮されます。

どちらにせよ解凍と水にさらすことで旨味は多少流れますが、ジャリッとするのとどちらがいいか。天秤にかけてみて皆さんのお好みの下処理を考えてみてください。

では、安心して潮干狩りに行きましょう!

マテガイの取り方は「こちら」

似たような裏ワザで貝を楽しみたい!

砂が特に大変なアオヤギ(バカガイ)は「こちら」で砂抜きの裏ワザをどうぞ。

カガミガイはさらに厄介。分解しかありません。「こちら」へ!

ツメタガイは、粘膜にとりついた砂が厄介。「こちら」

ゆでて取り出して揉んで、さばいてさらに揉み洗い。

 

他の貝が気になった方は「こちら」の写真で種類も覚えましょう!

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