2019年 10月26日 東京湾大感謝祭に参加しました。

「家でも簡単に作れる!魚の塩釜焼」

江戸前ブランド育成PTのメンバーとして副PT長でもある早武がステージで実施しました。

初日は、水産庁長官任命の「お魚かたりべ」に任命された桝アナウンサーがスペシャルゲストとして出演してくれました。

まずは、天然と養殖の鯛を一尾ずつ紹介。

○天然と養殖の違いとは?

鯛は見た目で天然と養殖がわかります「こちら」

天然鯛は白っぽく、赤黒い色が強いのが養殖。

深い海にすんでいると赤が目立ちにくく、エビも深場に住んでいるエビは赤いなどの生態学的な話も取り入れながら生物好きの2人の話がとまりません。深海魚の色や形の秘密は「こちら」

最後に横浜市中央卸売市場ブースから天然真鯛6.5Kgをお借りして、市場には、台風などで魚がない場合でも全国から集める役目もあるが、東京湾の魚はやはり地元に頼むと確実である事を紹介しました。

○水産エコラベル

「MEL」認証を取得している東京湾のスズキと、「AEL」認証を取得している愛南漁協の養殖マダイを実物で紹介しました。桝アナとZIPで共演していた、ココリコの田中さんは「MSC」認証のアンバサダーをしていますね。
実は世界では140以上の水産エコラベルがあり、「密漁など悪い事をしている人たち」を水産業全体で追い出そうと頑張っているので、エコラベルを見たら応援して欲しいと説明しました。

○アサリと桝アナ

桝アナウンサーは大学院で「アサリの成長」の研究していました。アサリの年齢は「こちら」
アサリは毎日、木のように年輪ができるそうです。この数を数えて誕生日を知る事ができれば、アサリの成長スピードがわかり、いつ食べられる大きさになるかわかります。その基本となる研究です。
これは、東京湾大感謝祭のテーマ「海にいいこと やさしいこと はじめよう!」ですので、アサリについて紹介してもらいました。
東京水産振興会の阿高さんが持ち込んだジョレン。これを見せると桝アナの目が輝きました。「小さい貝は成長するまでは取らずに逃がしてあげたいが、漁師さんが一つ一つ逃がすには手間なので、これを使います!」と、取るだけでなく、ずっと美味しいアサリを食べるための方法を紹介してくれました。

ところで、地域によってアサリは模様が違います。昨年はドコ産のアサリかピタリと当てられてしまい悔しかった早武はリベンジを誓いながら、今年も準備しました。
悔しい事に、アサリのプロは愛知県三河産である事を当てまして、次回はさらに難しい産地を準備する事を心に決めました。

○魚の塩釜焼について

魚をさばく簡単な方法を紹介しました「こちら」。タイの場合は、スプーンで鱗を取って、エラと腹をキッチンばさみで切って、真水で洗えば下処理終了。内臓は牛乳パックに入れて冷凍すると臭くなりません。それでも大変な人は魚屋さんやスーパーでお願いしてもよいですが・・・・さばけるようになると、魚の鮮度が分かるようになり、「今日の魚は刺身で食べれる!」等と分かるようになる事も紹介しました。
以前、鉄腕DASH!でも塩釜焼を作っていましたが、久しぶりに食べて「美味しい!」と言ってくれました。

○魚を食べて被災地を応援

千葉漁連さんの焼きハマグリを3つ用意したところ、桝アナはペロリと2つ食べてしまいました。
産地の千葉は、台風19号の被害が多く出ており、さらに大感謝祭前日の大雨でも被害が出ました。
被災地にボランティアに行く事も一つの手ですが、千葉産のモノを買う事でその地域が少し元気になります。家庭の食卓で被災地を応援する事ができるので、食べる事で応援して欲しいという事も紹介しました。
買ったモノによって生産者の助けになる事も考えると、おいしいだけでなく、気持ちの面でもなんだかホッとすると思います。これには千葉出身の桝アナも納得してくれました。

二日目は、元つりビットの竹内夏紀さんと、東京水産振興会の阿高さんと一緒にステージを行いました。
千葉県産のノリを試食したり、少し遅めの海洋大学入学祝いとして鯛の塩釜焼を竹内さんに割って貰いながら、同様のお話をしました。

○食卓から考える地球を守る方法

地球表面の70%は海。その海から人間が食料として摂取している割合は2-3%。つまり、97%の食料はほぼ畑から得られています。今後人口増加が続くと、南米大陸程度の面積の農地が必要になるという試算もあります。海からの食料を無駄なく、持続可能なように食べる事で地球全体の環境を守る事にもつながる事も紹介しながら、食べ物を残さない事や、食べたことがない魚を食べてみる事などの一食一食の積み重ねが地球環境に関わっている事を伝えマイクを置きました。

« »

この記事をシェアする
タイトルとURLをコピー