アニサキス食中毒は、アレルギー反応の可能性が高い!

胃は何かが刺さった程度で痛むのか?

胃カメラ検査は喉以外は麻酔をしません。

その状態で、7mm程度90cmの棒が食堂を通り、胃をグイグイ押しますが胃は痛みません。

しかし、口がなく、太さ1ミリもない小さなアニサキスが胃壁をツンツンすることで激痛を伴い食中毒になります。

そのことから、物理的(叩いたり切ったり・・・)ではなく、生きたアニサキスが分泌するアレルゲンが胃壁と反応することでアレルギー反応が起こり、痛みが発生すると言われています。

アニサキスの痛みの種類

内閣府食品安全局によると、緩和型(軽症)と劇症型(俗に言うアニサキス食中毒)があります。「こちら」のP6を参照ください。

軽症か自覚症状がない緩和型、強い腹痛を伴う劇症型(俗に言うアニサキス食中毒)、が知られ、この差は、初感染の場合は異物反応にとどまるため軽症で、再感染で強い即時型過敏反応を起こして劇症型になると考えられているそうです。

自覚症状がない緩和型の例として、人間ドックの胃カメラでアニサキスが胃壁に潜り込んでいるけれども痛みがない事例の報告があります。

一度アニサキス食中毒になった人は・・・生食には注意?

生きたアニサキスを食べた事が個人差もあるアレルギー反応である場合、一度食中毒になった場合は、魚さばきの腕を磨くなど工夫が必要になりそうです。

心配しすぎる事はなく、普通にさばけば大抵見つかりますが、腕によって差が出てくるので慣れるまでは冷凍してからでもOKですし、養殖魚や冷凍刺身でも美味しいものはたくさんあります。

アニサキスアレルゲン

アニサキスから14種類のアニサキスアレルゲンが発見されています。

14種類のアレルゲンには、生きたアニサキスが出すもの、熱で壊れるタイプ(茹でると壊れる)、生きたアニサキスが出すアレルゲンなど様々です。熱に強いタイプ(缶詰やカツオブシでも壊れない)もあるため、人によって14種類のどれが反応するか、どれほど(かゆくなる程度なのかひどい症状なのか)反応するかが違うので一概に言えません。

とにかく、食中毒の痛みはこの中で生きたアニサキスが分泌するアレルゲンと考えられています。

 

ヒスタミン食中毒の一部はアニサキスアレルギー?つまりは食物アレルギー?

マグロやサバなどの赤身魚に多いと言われるヒスタミン」による食中毒(じんましん)の約半分がアニサキスアレルギーではないかと言われています。

現在一般的にはアニサキスの害(食中毒)は、冷凍か加熱で無くなると考えられていることがほとんどで、冷凍か加熱されているサバで体がかゆくなると、サバのアレルギーかヒスタミンの影響だと考えてしまう場合が多いようです。

人によって反応は違いますが、花粉症もアレルギー反応で人体内のマスト細胞がヒスタミンを放出し、ヒスタミン食中毒と近い反応を示します。

サバでも、アニサキスを含んだ魚でも同じ症状になるため、これも、混同してしまう理由の一つで、まだまだ研究途中の分野ですが、安心安全のために研究が進むことを望みます。

 

全員がアニサキスアレルギーになるわけではないので普通の生活をしていて大丈夫ですが、そういえばサバを食べてかゆくなる時とかゆくならない時があるなぁ等の経験がある場合は、疑ってもよさそうです。

その他、アニサキスに関するページは「こちら」にまとめています。

知ることで安心して食べる事につながります。安心できないと、おいしさも半減しますからね。

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