アニサキス食中毒による 営業停止問題

アニサキス食中毒とは

なんだかお腹が痛い。・・サバを食べたけれど・・・という場合は「アニサキス食中毒の疑い」で確定はされていません。

アニサキス食中毒が疑われて、胃カメラで人間の胃からアニサキスの虫体が摘出されて初めてアニサキス食中毒が確定します。

アニサキスによる営業停止問題

日本全国600近い保健所がそれぞれ判断しており、県が一つのまとまりとなって地域によって判断基準が異なるようです。

アニサキス食中毒が確定して、営業停止無しの場合もあれば、1~3日停止になる場合もあります。

可能性があるお店が何か所かある場合は、特定できないためどのお店も営業停止にならないばあいもありますし、3店のうち2店は冷凍魚だった場合は残りのお店で確定するという判断をする場合もあります。

「クドアによる営業停止」問題も参考に。クドア食中毒も冷凍や加熱で防ぐことができますが、小さくて目視では見れないため、厚生労働省から営業停止不要という通達が出ています。

保健所によっては営業停止処分にしている地域もありますがごく一部です。

アニサキスも赤身では目視不可なので、同じでは?サクで販売したら店の責任は無くなるのでは?という意見も聞かれますが、保健所によってサクで販売しても営業停止対象という返事もありました。

 

消費者にとって営業停止はイイコト?ワルイコト?

一件、安全性の面では営業停止はイイコトのように見えます。

が、消費者の「選択の自由」は確実に狭まりつつあり、日本全国の傾向として冷凍された魚や養殖された魚しか扱わない(扱えない)お店が増えています。

昔は「刺身用」として売られていた昔と変わらない鮮度の鮮魚も「加熱用」として売られているお店が増えました。

刺身用と紹介して家でさばいて食中毒になった場合、お店が営業停止になる可能性があるという理由からです。

お店で「お刺身にできる?」と聞いても、上と同じ理由で答えてもらえません。「アニサキス食中毒を考えなければ、刺身で食べられる鮮度だよ」という返答ならお店の責任にならないでしょうが、初めて刺身に挑戦したい人にはわかりにくい説明で、魚をさばける人が増えにくい環境になっています。

 

アニサキス営業停止を防ぐ方法

冗談とくだらない会話から出てきた話題も含みます。こうでもしないと水産業と生食文化が守られないという話の裏返しでもあります。あなたはどの方法を選びますか?どんな食文化を守りたいですか?

・魚の生食をやめる

⇒食中毒を絶対に防ぎたい立場であれば、寿司も刺身も食べないという方法もあります。

・皆が自分でさばいて食べられる腕を磨く。

⇒個人の手間はかかりますが、各自の判断になり、営業停止にはなりません。

・アニサキス疑いで終わらせる

⇒仲がいいお店が原因の場合は、病院に行かずに黙っているという例を聞きます。

・病院に行かない

⇒正露丸等で痛みを緩和させて胃カメラでの特定をせず、アニサキス疑いで終わらせるのも手です。

・刺身の盛り付けで、「加熱用」として販売。消費者の判断にお任せ!

⇒これは、表示としては正しい形ですが、勘違いを生じやすくなりますね。

・アニサキスアレルギーは食物アレルギーの範疇とする

⇒そばアレルギーで営業停止にはなりません。それと同様に・・・。

 

アニサキスは魚をさばく人にとっては毎日出会うような生き物です。

お店では、営業停止が怖くて美味しい魚を店頭に出せず、本当に困っています。

魚がさばける人だけが鮮魚の刺身を食べるだけでは、生食文化も先細りになってしまいそうです。

消費者の考え方の変化も重要です。「こちら」からアニサキスの正しい情報を知ってください!

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