水産業って何?

魚は鮮度が命。海で泳いでいた魚が、どうやってみんなの目の前に届くのかな?
飛行機で飛んでくる魚もいるよ!

市場って何? 産地市場と消費地市場

市場には大きく二つの市場があります。

①産地市場(獲れる場所に近い市場)

魚が獲れた場所に近い市場で、食べる人が少ない場合が多いです。

もちろん地元の人が買いに来ることもありますが、それ以上の獲れた分は、どこの市場に送るか、特に高く買ってくれそうな市場はどこかを考えて出荷する工夫をしています。

産地市場の魚は獲れたばかりで運ぶ距離も短いので、値段は安めです。

枕崎にて。地元の飲食店向けのセリ前の様子

②消費地市場(食べる人が多い場所に近い市場)

都会の近くの市場では、食べる人が多いので消費地市場と呼ばれます。

何しろ食べ物が無いと皆が困るので、皆に行き届くような工夫があります。

無理をすると続かないので、売る人も買う人も納得できる量と値段が必要です。

消費市場には、魚を売る人が生活できる「受け入れと適正な価格形成」、消費者が食料を毎日食べるための「安定供給」、そしてそれらを行うための場「取引の場の提供」の3つの役割があります。どれが無くても誰かが困ります。

豊洲市場のマグロの例

世界的に有名な消費市場の豊洲。

産地市場や養殖場等から運ばれたマグロは、大卸会社によってセリにかけられます。仲卸さん(仲買人)は、顧客(料理屋さんや魚屋さん)が求める品質のマグロに狙いを定めてセリ落とし、料理屋さんや魚屋さんは、消費者に販売します。
その量は、一日辺り平均で生マグロが200本、冷凍マグロ1000本。どれだけ多いか分かりますね。


マグロの目利きを知りたい人は「こちら」からどうぞ!

 

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