サンマを効率よく捕まえたい!サンマ棒受け網漁とは?
サンマを捕まえたい!漁業の工夫
3-6Kgぐらいのカツオは一本釣りでポンポン釣れば効率がいいですが、一尾200gぐらいのサンマは、一尾ずつ釣りあげていたら日が暮れてしまいます。
サンマは群れで生活しているので、網で捕まえるのが一番。
ただ・・・・・適当に網を海に入れてもサンマは獲れません。
魚の習性(性格)をうまく利用して効率よく獲るのが水産業の腕の見せ所!
サンマの場合はサンマ棒受け網(さんまぼううけあみ)という、サンマ特有の捕まえ方をします。
こちらの動画を見ながら、下の説明を読むことでサンマ博士になれますよ!
これがサンマ棒受け網漁だ!
昼から夕方に出港!~1:00
棒のように突き出しているのはライト。
サンマはまるで昆虫のように光に集まるので夜に光で捕まえるのが一番!
夜に漁場につくために、昼間に港を出ます。
サンマを見つける!1:20~
魚群探知機で群れを見つけたら、ライトをつけます(1:23)
白い光にサンマが集まります。
おや?海鳥もサンマが集まるとわかっているようで・・・集まっていますね(1:27)
だんだんサンマの影が見えてきています(1:36)
遠くに見える光もサンマ棒受け網漁の漁船の光りです。(1:40)
サンマが集まっていない側に棒の付いた網を仕掛けておきます。
あとでこの上にサンマを誘導して一網打尽にするのです。
白い光を赤い光に変えると、サンマが海面に飛び出してきます。(1:58)
???赤い光にするとなぜサンマが海面に近づくの?
諸説ありますが、白い光で明るかったのに、突然赤い光になると、突然深い場所に移動してしまったと勘違いするのではないかと言われています。
ヤバイ!突然深い場所に流された!浅い場所に行かないと!と水面に向かうのでバシャバシャと海面で暴れるのではないか?とか、あれ?暗くなったぞ!明るいところに行きたいの!光の方へ一直線!という事です。
網で捕まえる!
網の上にサンマが入ったらもう逃げられない!白い光で漁師さんの作業を楽にしましょう。見えないと怪我しますからね(2:08)
効率よく船に上げる
これでストローのようにジュルジュルっとサンマを吸います。(2:24)
フィッシュポンプは、なんといっても早い!サンマが傷つかない!
氷を入れて冷やしながらドンドン船の倉庫に入れていきます(2:40)
お疲れ様!おかえりなさい!
明け方港に付きました(3:10)
市場(産地市場)に出すためにかごに入れます(3:35)
次の出向に向けて一休み(4:13)
皆さんの食卓に向けて、産地市場から消費市場(皆さんの家の近くの市場)にトラックなどで運ばれます。
お店に並ぶサンマ!
イタダキマス!
温暖化?不漁??
サンマが獲れない・小さいその理由は・・・「こちら」
カンタンに食べるには?
お皿やグリルが汚れないための裏ワザがあります。
「こちら」からラクチンに楽しく
裏ワザを読むと、家の中が焦げ臭くならないコツも上の写真でわかりますよ!