被災地を応援 食べて復興の手助けを
被災地を少しでも助けたい
水産業は海に最も近いので海の幸の恩恵を受けられますが津波の被害を特に受けやすい産業で、災害時は特に苦しい産業でもあります。
大日本水産会では「令和6年能登半島地震対策本部」を設置して国や自治体、漁協関係者、水産関係企業・団体との情報収集と提供を始めています。
状況が不明な中、水産庁の取締船「白嶺丸」・「おおくに」で被災地へ救援物資を輸送できるとの情報から大手水産会社さん(マルハニチロ、ニッスイ、極洋、ニチレイ)にお声がけし、缶詰76,800缶、ソーセージ58,320本、レトルトカレー6,000個を協力いただきました。
各社別ルートでもそれぞれ一千万円の義援金寄付など支援を実施する中で、船を用いた食料輸送として迅速に協力いただきました。
地盤の隆起などにより50カ所以上の港が損壊する中、被災者でもある地元漁船の協力により荷揚げする事ができたそうです。「運送時の様子はこちら」
被災地の復興に向けて
被害状況は確認中ですが、日常生活を営めている我々が食べるものを選ぶことが、被災地の今後の復興につながるので、日常の食卓で応援して頂きたいと考えています。
石川県に加えて、被害を受けた富山、新潟、佐渡などの地域も取り残さないように順次情報を上げていきます。
石川県で獲れる魚介類
石川県の場合、季節を通じて「サヨリ、カレイ、イカ、アマエビ、ブリ、ズワイガニ」などの魚種が獲れます。
鮮やかなアマエビ
船の中で生きたまま冷凍された船凍イカは、お刺し身でも食べれてお手軽な商材です。
中学校では一年生で解剖をする学校もあるので、「イカのさばき方」を見れば、イカをさばいて食べて応援ができます。
他にも石川県は度々天然フグ漁獲量で一位になっており実はフグも名物で「能登(のと)フグ」としてブランド化されています。
「能登トリガイ」のような高級な水産物もあります。
高級なブランドは食べて応援が難しいかもしれませんが、応援したい地域の特産品を覚えておくだけでもどこかで応援できる機会が出てくるはずです。現地に行けなくても、寄付ができなくてもいつか必ず力になれるハズです。
加工品も応援してください!
カニカマで有名な「スギヨ」さんは本社事務所と北陸工場が石川県七尾で、復旧の目途が立っていません。
北海道、関東にも工場があるため、全体の生産量は減少したとしても、製品を買って応援すると、北陸工場の復旧に役立ちます。
※通販などは、在庫状況や返答ができない可能性があるので、スーパーで見かけたら買うなど、負担にならないようにご留意ください。
津波による漁具や漁船の破損について
能登半島地震による津波で転覆、沈没した漁船は230隻以上。
浮いているハズの船が沈没したり網が壊れる理由は「こちら」から。
瞬間的ではなく持続的な応援をお願いします!
瞬間的に売り上げが増え、その売り上げを期待して機械などを導入した場合、応援の逆で負債が残ることになるので、無理なく続けられるような範囲で応援することも重要です。
なかなか難しい注文ですが、美味しさや楽しさを知ってファンになって続けてもらえればと思います。どうぞよろしくお願いします。