生シラスやしらす干しは誰のこども?
丸ごと食べられる、しらす干し
小さくて柔らかく、骨も内臓も食べられて栄養満点のしらす干し。様々な料理があります。
魚の子供(稚魚)だけれど、種類は?と聞かれて・・・イワシ!と答えられれば正解ですが、大正解!ではありません。
シラスは、イワシだけではなく「シラスウナギ」や「イカナゴ」などの白い状態のさかなの稚魚全体の事を言います。
イワシの細かい種類も「こちら」で3種類(マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシ)のどれかがチェックできます。
マイワシ:頭が角ばっている。下あごが上あごより前。
カタクチイワシ:頭が丸っこい。下あごが上アゴより後ろ。
ウルメイワシ:鼻先が三角。全体の数パーセントなので、レアな存在!
生シラスで見てみると・・・・これは・・・頭が三角ではないのでウルメではない。
頭が丸っこくて上あごが前に出ているので・・・カタクチイワシかな?とわかります。
きっと地域や時期によっても大きさも種類も比率も変わるハズですよ。
イワシの種類:イワシ3兄弟
日本には3種類のイワシがいます。
マイワシ。ナナツボシとも呼ばれる体の横の点々が特徴。
カタクチイワシ。ちょっと痩せすぎかなぁ・・・。
ウルメイワシ 目がウルウルしていてカワイイ。
しらす干しの中に入っている、他の魚たち
稚魚が多い時期は、日差しが強くなってプランクトンなどが増える春から夏。
他の種類も同じ時期に生まれて大きくなります。
「シラスウナギ」等も聞いたことがあるでしょう。
豊かな海の証拠として、色々な生き物が混ざることがあります。
私はイカやエビを見つけるのが好きでした。そんなしらす干しやチリメン、干物の中に入っている魚たちはチリメンモンスターとして密かな人気です。「こちら」
中にはフグが入っている場合も!でも怖がらないで大丈夫です。「こちら」
しらす干しを作りたい!
作れます!生シラスを買ってきてゆでるだけ!
ゆでたまごと同じで、透明な生シラスが熱をかけると白くなります。
ゆでてすぐは「釜揚げシラス」でふわふわ感が楽しめます。
もう少し水分を無くすとお店で売っている「しらす干し」になります。
釜揚げシラスは動かすと砕けていくのでお店では売れません。
フンワリとした食感が楽しめるのはゆでた直後だけ。家ではこれがおススメ。
しらす干しをさらに干して水分が少なくなると「チリメン」になり、保存できる時間も長くなります。
「たたみイワシ」は生のシラスを干して畳のように固まった状態。保存期間は長めです。
生シラスは透明!
お店で買ってきたら・・・
水の中に入れて下から見ると海の中が少し想像できる?
同じシラスでもゆでたりして食感も楽しんでくださいね。