魚一尾で大満足! 3メニュー(刺身、塩焼き:姿焼き、スープ)の作りかた

鯛一尾で大満足な裏ワザ!家族や友達と楽しみたい!欲張りなあなたへ!

一尾から見た目、ボリューム共に大満足な鯛の食べ方の紹介です。

半身を塩焼き、半身を刺身。刺身のアラはスープに!

鯛のさばき方 裏ワザ編

ウロコを取る前にぐさりと刺さらぬようトゲをチェック。

↓お好みで先端5ミリ程度を切ると刺さりにくくなります。

スプーンでウロコを取ります。

トゲに注意しながら。

(包丁が入る場所は特に入念に鱗が残らぬように指で触ってチェックしながら。)

裏も取ります。腹側やヒレの周辺も入念に。

鱗が取れたら、おしりの穴からアゴの下までハサミを入れます。ウロコが残っていると切りにくいので切る場所のウロコはしっかりとる!

エラを広げます。シンクが大変!ですが、こんなもんです。

エラは3カ所が付いているだけ。3カットで取れます。最初にアゴ下を切ります。

右頬のエラの奥を切ります。左頬も一緒。

ホホのエラは、外から見るとハサミの先のあたり。ガバッと開けて切ります(この子はクロダイ)。

慣れるまでは見ながら切って、洗ってエラが残っていたら何回か切ればOK。

腹の切れ目を左右に広げて(ハサミで完全に切れていなくても広げれば開きます)エラを引っ張ると内臓まで一本で取り出せます。

こんな感じでおしりの穴まで一本。オレンジ色の卵は焼くとタラコのようなおいしさ。

ウロコや内臓は牛乳パックに入れて冷凍すると匂わなくなります。骨で穴が開き、ゴミ袋からポタポタ事件もありません。

真水で流すとこんな感じにキレイに。(ここまでお店でお願いしてもいいけれど、内臓の鮮度で刺身にできるかわかるようになってきます。今後のために頑張って下さい。)

お腹の中をよく洗います。骨抜きや歯ブラシなどで血合いをゴシゴシと。

緑色が付いている部分は胆のう(苦玉:ニガダマ)で腐っているわけではありません。

色が付いている部分は少し苦いけれど、食べることもできます。

これで下処理完了!水気を拭いてまな板の上へ! 疲れたら塩焼きに進んでもOKですよ。

※ここまではシンクで。まな板で処理すると掃除が大変です。

頭を付けたままおろして、刺身に!

養殖はイケスから上げて締めて氷に漬けるので刺し身で食べられる鮮度。

養殖でお刺身にできる鮮度(内臓や身質)を覚えて、さばけるようになってから天然や他の魚種に進むのがおススメ。

せっかく一尾のタイなので、変則的に、半身は頭が左向きになるように塩焼きにするので、刺身用は右側の身を切ります。

ムナビレと腹びれは頭側に残して切れ目を入れる。背骨は切りません。

 

タイを持ち上げるとツルっと滑ってトゲが刺さる場合もあるので、魚を動かさずに、まな板をぐるりと180℃回して腹側を切るとラクです。

最初は皮に切れ目を入れるだけ。この時ウロコがあれば指でポイっととりながら。

皮が切れたら真ん中の背骨まで少しずつ切る。一回で切る必要はありません。少しずつでOK。ヒラメなんかは10回ぐらいでもOK。

腹側が切れたらまな板をぐるりと回して背中側を切る。

最後に中骨を切れば、頭を残して一枚取れます。あばら骨をハサミでパツパツ切るのも楽です。

↓血合いが気になる場合は骨抜きやヨウジで取る。焼けば食べられるので気にしないのも手。

刺身用に、あばら骨をすく。

あばら近くはオオトロ部分なのでなるべく骨に沿って。

鮮度が悪めなら大きめに落としたりします。

↓鮮度はよかったけれど、スープでガッツリ食べようと贅沢に切りました。

指で触って血合い骨(真ん中の線に沿って半分ぐらい:おしりの穴ぐらいまで)の位置を確認。

血合い骨が背の身(上側)に残らないように切る。

しっぽの方には血合い骨が無いのでお刺身が細くならぬように切りわけています。

血合い骨の位置を指で確認しながら腹側も切り分ける。上から二つ目の部分に血合い骨があります。

↓右二枚はお刺し身用に。

↑下二つ(あばらと血合い骨部分)はスープ用に(血合い骨を骨抜きで抜くとそこもお刺身で食べられます)。

↓骨に沿って適当に分ける。苦いのが嫌な場合は緑色部分だけ薄く切り取る。

鍋に入れて、酒、醤油、塩で味を整えてスープに。

コンブ締めっぽく!ウマミを楽しむ!

お刺身部分は、乾いた昆布をそのままつけて数時間冷蔵庫へ。

鯛から出た水分をコンブが吸い取って旨味が付きます。面倒なら昆布茶でも。

コンブをつけない柵と食べ比べがおススメです。

刺身用に皮引きを知りタイ!

5:10~湯引き、皮引き、炙りの3種の方法を紹介しています。お好みです。

私は、皮を引かずにゆっくり噛みしめるのも好きなので、一部は皮を残して、半分は炙りにすることが多いです。

引いた皮はスープに入れたり、焼いてポン酢等がおススメです。

皮引きで皮が滑ってうまく行かない場合は、ペーパータオルを指先分だけちぎって皮を掴むと滑りません。

寄生虫は大丈夫?

天然でもほとんど見かけない鯛。養殖のタイはまず大丈夫。

ただし、鯛の身に白いゴマのようなものが見えたら・・・触って硬い場合は骨ですが柔らかければ寄生虫のクドアの可能性が。

その場合は無理せず冷凍か加熱で。加熱なら、皮をパリッと焼いて食べよう!と意識を変えて。気長に数日待てる場合は冷凍で。

↑心臓が動いていたスズキから爪の上に取り出したクドア。これくらいの大きさ。

寄生虫は鮮度とは無関係です。自然の恵みの魚に寄生虫が紛れてしまうことがあるのも魚の特徴なので毛嫌いしないでくださいネ。熱を通せば身が白くなって見えなくなります。害もないので文句言わないように!

なので養殖鯛は初めての刺し身チャレンジにはおススメの魚種です。

鯛めしを作りたい!

塩焼きからも刺身からもサクからも作れる鯛めし情報は「こちら」

塩焼き

見た目をカッコよく!

背中を撫でてウロコの目を美しく。↓5秒後。

ヒレを立てて爪楊枝で固定。↓1分後。

塩を振る。口は開けなくてもよかったか・・・。

躍動感を求めたい!

シッポの右側の骨の軟骨部分に切れ目を入れます。一尾丸ごとの首を落とす際も同様に弱い部分を狙う事。そうする事で出刃包丁必要なしです。

軟骨部分はパキッと割れます。一尾丸ごとだと切れ目を2本ぐらい入れると折りやすくなります。

大きすぎてオーブンに入らない!という場合にも使えます。しっぽを落とすと尾頭付きじゃなくなってしまうので。ポキっと折って無理やり入れて焼く!

爪楊枝を立てて固定。オーブンに入ればOK!

形が決まらない場合は横に刺して整えてもOK。形を整えるのが目的なのでルール無し!

オーブンで焼く。半身だと180℃25分。一尾丸ごとだと200℃40分等

完成。

ヨウジをクルクル回してから抜くと穴が目立たない。

お皿に移す。

やはり口を開けたのは間抜けな感じで失敗か・・・。

↓お刺し身を冷蔵庫から出す。コンブがしんなり。旨味が楽しみ。

盛り付けはセンス次第。

さぁ。召し上がれ!

豪華に塩釜焼で遊びたい!

「こちら」からどうぞ!

魚が大きすぎて食べきれない!

時間を止める冷凍保存!ちょっとしたコツで美味しく食べられる時間が長くなります「こちら」

これを見れば、数Kgの魚でもコワクナイ!

動画で見たい!

イマイチわからない!という場合は「こちら」の動画で確認できます。

 

 

お一人様でアジでも同様にできます。

「こちら」から他の魚種のさばき方も紹介しています。楽して楽しい魚ライフを!

« »



この記事をシェアする
タイトルとURLをコピー