サバの缶詰は、切り身と比べて43倍のカルシウム!

サバ缶と切り身で大きく異なる栄養の不思議

調理済みでお手軽な魚の缶詰。実は栄養も取りやすいので詳しく見てほしい!

三枚おろしに比べ、缶詰はカルシウムが約43倍、DHA、EPAは約1.3倍です。

サバの切り身 サバの水煮缶
カルシウム(mg) 6mg 260mg
DHA(mg) 970mg 1300mg
EPA(mg) 690mg 930mg

※可食部100g当たりの栄養価。※日本食品標準成分表2020年版(八訂)参考

なぜ切り身より缶詰の方がカルシウムとDHA・EPAが多いの

高温高圧調理の缶詰は、骨まで柔らかくなるので骨を取る必要が無いのです。

あばら骨付近のあぶらが多い場所(マグロの大トロ部分!)が骨ごと缶詰に入っているので、カルシウム、DHAや、EPAが多く含まれる事になります。

サバ缶の脂はサバの脂で上に浮いているので、それを狙って「魚の脂だ!」と飲む人もいますし、汁全体を調理に使用する人も多いです。塩分が気になる人には、無塩・減塩の水煮缶もあります。

また、DHA・EPAを含むn-3系不飽和脂肪酸の摂取目標量は1000g/1日です。缶詰には3000㎎/缶等の情報が書かれていることが多いので、参考にしてみてください。

他にもこんなに素敵な事実

圧力釜でそのまま蓋をしている状態。菌が入らないので・・・

殺菌剤や保存料は使われていない!

ホボ真空状態で加熱殺菌するので、魚油、ビタミン、栄養は、家庭での調理より多く残る!

缶詰は古い方がウマイ?期限が切れても食べられる理由はこちら

同じような缶詰で値段が違う理由は?

中に入っている魚の値段が違います!脂がのっていて大きなサバを使った缶詰は高め。小さめのサバで油が少ない原料の缶詰は安め。筋肉をつけたい人、毎日DHAを取りたい人、目的によってどちらがいいかは人それぞれですが、一度食べ比べをしてみて自分好みの缶詰を探してみてください。

サバ缶以外の魚缶と期待できる効果

・イワシ缶 丸いわしと比較して1.5倍のDHA!は「こちら」

実は小骨が多くて食べにくいイワシ。缶詰だと骨を気にせず一口サイズで食べやすい上に、鉄分やカルシウム、ビタミンDが豊富に含まれています。血液サラサラのEPAも嬉しいですね。

特に女性に不足しやすい栄養素が摂れるため、貧血対策や妊娠中にもおすすめです。

・鮭缶

カルシウム摂取にこだわるなら、鮭缶です。骨が太い鮭は、1/2缶(約75g)で1日に必要なカルシウムを摂ることができるため、乳製品アレルギーや苦手な方も鮭缶で骨粗しょう症予防にいかがでしょうか?

また、アスタキサンチンという強力な抗酸化物質が豊富に含まれるため、肌の老化予防、抗炎症作用、発がん抑制などの効果が期待できます。

非常食におすすめ!

生の魚を缶に入れて密閉してから高温高圧調理するため、常温で長期保存できるため、災害時の保存食としても注目されています。2年程度毎に入れ替えるローリングストックの定番品になりつつあります。

賞味期限(おいしく食べられる目安)が切れても、缶が膨らんだりしていなければ食べられます。むしろ期限が切れてからの方が味がしみ込んで好きだ!という方もいます。ご自分の判断で好みの時期を見つけてみても面白いかも??

缶詰のアブラの使い方 原材料を見て確認!

まさか流して捨てる人はいませんよね???

原材料を見て、魚由来の油なら、DHA,EPAの宝庫です。飲んでしまってOK!

ツナ缶のように「大豆油」とあれば、飲むには大変ですが、炒め物、ドレッシングとすれば無駄なく使えます。

水を汚さず、環境に配慮した形でさらにお財布にも優しいので、試してみてくださいね。

昔ながらの缶詰も、色々な味付けで楽しめるようになっているので、素敵な缶詰を楽しみながら食べてください!

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