魚をさばく! ホヤはキッチンバサミと包丁で。
ハサミだけでさばけるホヤ
カラをハサミで切り、内臓を水で洗い、切るだけのホヤ。
張りがあるホヤを見つけたらチャレンジ!
①海水を出す
ホヤは体内に海水をため込んでいます。
殻の開け方次第では海水が勢いよく飛び出してしまい、家中が潮の香りになるので、シンクの中やビニールを掛けるなど、最初は用心して切ることをおすすめします。
2つある突起物のうち、プラス(+:吸水口)の切込みがある部分をハサミで切ると、海水が出てきます。
マイナス(ー:排水管の口)の方を切ると水といっしょに消化物(フン)が出てきました。プラスから入ったプランクトンと海水が、マイナスからフンと一緒に出ていくんですね。
②ホヤの身を取り出す
殻皮全体をハサミで切ると、ホヤの身は指で簡単に取り出せます。
慣れると半分も切らずに取り出せます。根部分は硬いので、切らないように。
③フン、エラ、内臓を取り除く
ホヤの身を半分に切って茶色い部分(内臓とエラ)を取り除きます。
慣れるまでは「オレンジ色以外は取る!」と心に決めて黒い部分を探して水で流しながら。
*ホヤを食べるのが好きな人は、鮮度が良いものであれば、消化管(フン)を取り除くだけで、そのほかの内臓やエラも食べます。
食べられる状態になったら、最後に真水で洗って海水の中の菌を流しましょう。ここまでをシンクでやるとまな板が汚れず楽です。
④好きなサイズに切って食べる
*食べ方は、生で刺身が一般的ですが、苦みが苦手な人は、塩水氷につけて締めながら少し苦みを取り除くか、酢漬けやオイル漬けのアヒージョにしてもいいでしょう。
↓ホヤの塩辛も絶品!
ホヤの旬は夏(5月から8月)で、当ホームページの「おさかな歳時記」と、ととけんの「魚の知識の腕試し」でも初夏の6月号で紹介しています。また「ホヤは植物か?、動物か?」でもキモカワイイ(?)ホヤの赤ちゃんといっしょに紹介しています。
他の魚介類の保存方法は「こちら」で。
色々な魚介類のさばくコツは「こちら」で。
家庭での調理は誰も見てません。ラクチンに考えて美味しい魚を食べてくださいね。