アニサキスに酢は効かない。酢で死なないのでシメサバは注意!
注意!お酢でアニサキスは死なない!
「アニサキス食中毒で判明している魚種」の内、時期や地域によってはサバの割合は約5割なので、サバは特に注意。そのサバの食中毒のうち6割がシメサバです。
アニサキスはお酢では死なないことも覚えてください。
アニサキスが酢で死なない証拠をお伝えしようと、サバから取り出したアニサキスをそのままお酢につけてみました。
お酢に浸して3時間後のアニサキス
生きています。
お酢に浸して264時間後(約11日後)のアニサキス
4匹中2匹は傷口からお酢が入って白く変色して死にましたが、1匹は元気で、12日目でも生きています。もう一匹も、たまにクネクネ動きます。
なぜ酢で死なないのか?
アニサキスはクジラの胃の中で成虫になります。クジラ胃内部のPHは2-4程度、酢のPHは3程度なので、酸性には強く死にません。成虫の写真は「こちら」
自信がない方は、シメサバは冷凍で何日かしてからのお楽しみに。
お酢は菌には有効でもアニサキスには効かない事は覚えてください。
シメサバは冷凍しないとダメ?
鮮度が良いサバで、内臓や身にアニサキスがいなくて刺身で食べられる!と判断できた場合は、食べても大丈夫です。
ただ、ちょっとでも不安なら、慣れるまでは冷凍しよう。とか、今日のサバは・・いるなぁ。冷凍してそのうちシメサバで食べよう。ぐらいの心の余裕を持ちながら腕を上げてください!
冷凍するのは不便?イエイエそんなことないですよ!
実は冷凍しておくと、冷凍庫から出して5分でお刺身が一皿できてしまうのです。
スーパーに行くよりも早い!安い!なので、食生活が豊かになるのでおススメです。
酢で〆め始めたコハダを一食分冷凍する前。
お酢でしめると空気が入りにくくなって1-2か月程度は余裕で冷凍保管できます。
ちょっとコツがいるので、詳しくは「5分でお刺身 時短の裏ワザ」からどうぞ。
折角の鮮魚をそのまま食べたい気持ちはわかりますが、加熱しても美味しいし、冷凍しても時短につながります。ネガティブではなくポジティブに考えて、魚が身近にある・いる生活を楽しみましょう!
ちなみに・・・皆さんが見るアニサキスは幼虫です、成虫が知りたい人は。。。
「アニサキスに負けない!」まとめページで紹介しています。