美術館・博物館の楽しみ方 魚好きの目線

美術館・博物館を楽しむ!

目の前の絵やモノを見ずに、説明文を読んでいる時間の方が長いと気づかずに・・・美術館や博物館に滞在していませんか?

興味関心は人それぞれなので、楽しみ方は自由。

自由なので・・・魚・生物好きがどのように美術館、博物館を楽しむか紹介。

例①「大塚国際美術館」

ゴッホ、ピカソ等の有名な絵画含めて1000点が展示されている美術館。

予習なし、制限時間2時間で速足で歩いてオッと思ったら立ち止まる。

そんな方法で私の心を揺さぶる作品は・・・全体の1%である10作品。十分楽しめました。

ミケランジェロ 「システィーナ礼拝堂天井画および壁画」

圧倒されつつ、好みの構図が無いかと眺めているうちに見つけました!魚!

預言者ヨナが海に投げ出されて大きな魚に飲まれて3日3晩してから陸に吐き出された逸話からだそうです。

このサイズならマグロで80Kg程度だけれど、人を飲み込むサイズはマグロでは無理か・・・と考えてしまいます。

ヴィーナスの誕生

よいこも見ているので足元だけ。二枚貝の立っている位置は・・・あり得ない位置ではないか??

ビーナスと言えば・・・ホンビノスの名はビーナスからきているのです「こちら」

レオナルドダヴィンチ 「最後の晩餐」

オレンジかレモンのスライスが添えられた魚料理だそうです。

色合い的にはサバ缶かと思いましたが、缶詰が開発されたのはナポレオン時代でそれより前の時代ですね。切り身と比較して43倍カルシウムが含まれているサバ缶、骨も無いので最後の晩餐にもおススメです「こちら」

他の人が書いた「最後の晩餐」

この絵を見て、なんだか自信がつきました。

バウツ、ディルク 「シモンの家での食事」

内臓付きの魚を料理して、ナイフでキレイに切り分けています。

他におかずが無いので、燻製等の味が濃い料理なのか?と感じました。

スネイデルス、フランス 「静物」1630年台

オマールエビが目を引きますが、ウサギやキジなどのジビエ、果物も配置され生命を頂いていた感じが素敵でした。

シャルダン、ジャン=バティスト・シメオン 「赤エイ」

さばいて内臓とっている途中で吊り下げないだろうから・・・アンコウのように吊り下げながらさばいている時に客人が来たので慌てて手を洗って対応したところにネコが来た?と予想。

ヌメヌメ感を描くなら最高のシーンですね。

アルチンボルド、ジュゼッペ 「水(4大元素より)」1566年

40種ぐらいの海産物があふれています。目の上のシャコがカッコイイ。

真珠もサンゴも海産物!真珠取り体験は「こちら」

「一角獣と貴婦人」 15世紀末

強い生物を従えている様子。右に興味が湧きます。

ユニコーン(一角獣)。想像の生き物ですが、ユニコーンが生まれた背景となったこの角の持ち主は実際に存在する生き物です。

イッカクとは?

一角獣≒イッカクとは?

イッカクは最大5m近くになるクジラで、牙と合わせると全長8m近くになります。

角と呼ばれることもありますが、実際は牙(前歯)で、大抵は一本だけ伸びて最長3mに達します。

そして、たまに2本が伸びる個体もいます。

写真がない時代に角だけが目の前に出されたら、角がある馬、ユニコーンの角だと言われたら信じてしまうのは無理ない事です。実際に鹿などは角があります。一角獣とは「こちら!」

角は解毒作用があると重宝され、日本でも貴重な材料としてウニコールと呼ばれて根付などにも利用されました。

2mの角。根元が太く中空。先ほどの絵の回転方向が正しい事がわかります。

ボス、ヒエロニムス 「快楽の園」

地獄部分の沼?に、ユニコーン。快楽の園部分にも白いユニコーンがいたようですが、それには気づきませんでした。

 

このように、好きなデザインや構図等、楽しみかたは人それぞれ。自分好みの時間が過ごせます。

色や形が楽しめるようになったら、鮮魚に挑戦しましょう。

魚は見るだけではなく食べる事もできてお得です!

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