お寿司や刺身用で食べられる魚の見分け方のコツは?
お寿司や刺身は・・・切って並べるだけではない!
外見からはわからず、魚をさばくまで刺身にできるかはわからない、というのがホントのところです。
絶対刺し身!と考えずに、塩焼きや冷凍の可能性も考えながらさばいてください。
鮮度以外にも見極めが必要で、大きく3つのポイントがあります。
①魚の鮮度
見分け方は、しっかり冷えていて内臓がプルプルしているかどうか。これは経験の世界。
初心者は養殖魚がおススメ。イケスで獲ってすぐに〆て氷漬けにするので鮮度が一定でお刺身の練習用に最適です。
養殖魚で内臓のプルプル具合や身質を見極めながら、素早く捌けるようになってから、天然魚などでさらに経験を積むのがおススメ。
鮮度が悪い魚でも、常識の範囲なら加熱すればバイキンが減ります。
そのため、お刺し身で食べれなくても塩焼きなどでは美味しく食べることができます。
②寄生虫
海の幸である魚には、一定割合で寄生虫がいます。
全て冷凍すれば死ぬのも特徴なのでそこまで怖くありません。
ホタルイカや川魚のように生食NGな魚種の他、慣れれば毎日でも出会えるアニサキス、クドアに注意すればまず大丈夫です。
アニサキスは鮮度がよくても身に入っている場合があります。
プロは「こちら」の方法で安全なお刺身を作っていますが、心配なら慣れるまでは冷凍がおススメ「こちら」。
養殖魚である程度慣れたら天然魚で旬も楽しめます。そうなったら水産物の寄生虫全般を「こちら」から流し読みしておきましょう。↓夫婦でいるウオノエなど、可愛いもんです。
養殖魚は、天然魚の食物連鎖「食う―食われる」関係を断ち切っているので寄生虫の可能性は低いですが、これも魚種によって異なるので過信は禁物。詳しくは「こちら」
③魚の体の周りのバイキン
海水中の腸炎ビブリオは常温で爆発的に増えるバイキン。
冷えていれば増えません。「しっかり冷やして持ち帰り、真水で周囲をしっかり流す」ことが重要。
魚をさばいた後のまな板などもしっかり洗いましょう。
※バイキンは冷凍しても死なないものもいます。見えていなくてもいるかもしれない!と考えること。
①②③を考えながら、お刺し身にチャレンジしてくださいね。
養殖魚のタイでお刺身を作りたい人は「こちら」
様々な魚を簡単にさばく方法は「こちら」