鮮魚タッチ!魚を触って親しもう!
鮮魚とは?
凍っていない、生の丸魚です。
「えー!」と思った人大正解!嬉しいですよね。
頭もウロコも残っている生きていた姿だからこそ、その魚達がどのようにして生きていたかがわかるのです!
遊び?教育?
そもそもアジとイワシとサンマの違いが判らない人も多い世の中。
丸魚を見ていなければ当たり前です。
で、大事なのは・・・名前も知らない魚を買って食べようとする人は・・・少ないと思います。
名前がわからなければ、さばき方も、調理方法もわからないのがセットで付いてきます。魚離れ一直線!
さらに、形も奇抜な、触ったことが無い魚を買う人は、ごく少数です。
でも、日本で出回る鮮魚は600種以上。知らない魚こそ買ってみると、海の資源を有効活用する事にもつながります。何より楽しい!
というわけで、イキナリ触って慣れて、形や色の違いを知って楽しみ、島国日本で獲れる魚資源に親しみ、スマートに買って食べよう!という目的です。そう。教育です。
鮮魚タッチの方法
どんな魚でもOKです。
人数次第だけれど、慣れるまでは、魚1尾でもOK。↓アジ1尾とメヒカリ一尾。
天候によって天然魚は入手できないので、養殖のタイ一尾で予約してもいいですね。
人が増えて慣れたら・・・「1万円ぐらいで一箱お願い!10匹いれば十分だけど、色や形はイロイロで!」等とプロに任せると知らない魚が入ってくる可能性大!
信用してくれたな。よし、ニヤリとしてもらうように考えちゃおう!などとプロの腕の見せ所!
鮮魚タッチのルール
いよいよ触り始めますが・・・・簡単なルールもあります。
①怪我に気を付ける事
魚達は食べられないようにトゲがあります。ヒレの周辺、口の周りには注意。
最初にゆっくり触ります。これはさばく時も一緒です。
②食べ物です。最後は食べるので楽しむ分にはOKだけど、遊びではありません。
(子どもたちが食べるのNGな場合は先生方が持ち帰り、翌日自慢すると子どもたちが食べたくなる正しい煽り方です)
③しっかり冷やしながら
食べるためには鮮度が悪くならないように氷の上に置きながら実施します。
冷たいのは当たり前。冬の海は寒いので、漁師さんはどんな思いで魚を獲っているのか・・・とか考えてほしい!
さて、おまちかねの・・・楽しむコツ!
市場や魚屋さんでは絶対にしてはいけないヨ!買ってから!
①色や模様、形をしっかり見る。生き残るための戦略が隠されています。
赤だと思ったら青いウロコがあったり、
波のような模様があったり、
②ヒレを広げる。とてつもなく大きかったり・・・。
③口を開く・・・思いのほか大きく開いたり・・・
④歯を見る。歯が鋭く、返しが付いていて逃げられなくなっていたり・・・
⑤色を見る。背と腹で色が違っていたり!
※苦手な人は無理をしない!
苦手な人は無理は禁物。気持ち悪い人は触らないでもOKです。
魚に親しむ目的なのに、嫌いになる事はしないでOK。歯だけ指先で触ってみたりだけでもいいですね。
レベルアップ!
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その言葉を待っていました!丸魚をさばけるようになると、毎日楽しめるなんて素晴らしい!!
楽しくさばきましょう!「こちら」から。
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