ホホジロザメやダイオウイカも! 江戸前とは? 東京湾で獲れれば江戸前!
江戸前の魚介類
昔は江戸城周辺だけだった江戸前の魚介類。
船や氷の技術等で鮮度良く届けられる場所が広がり、現在は東京湾で獲れる魚介類は全て江戸前と定義されています。
シャチ(2015年、2021年)、「ダイオウイカ」、「ホホジロザメ」もシャチもザトウクジもも発見されている東京湾:江戸前の海は、とても豊かな海です。ダイバーの憧れ、マンタも横須賀の長井で定置に入っているので、あと10キロメートルちょっと!いや、既に東京湾に来ていそうですね・・・。
そんな素敵な江戸前=東京湾。
今までのイメージで汚染されていると聞く事もあるでしょう。
東京湾は汚染されている??
濁っている=汚れや汚染ではありません。
濁りは栄養であることも勘違いされやすいです。
栄養があるから生じる現象の「青潮」のイメージがあるかもしれませんが、栄養が無いと魚も海草も育ちません。人にとってイイコトだけではないのが自然です。
「東京湾の環境を考えたライフスタイルへの変化で、エコでおいしい江戸前を目指したい!」
大都会の身近に存在する東京湾の海の幸。
そのブランド価値を高めるためには、まずは東京湾の海の幸のことを知って、触れて、食べる事が大切です。
家庭の食卓と東京湾のつながりを生活全体で取り戻し、意識する事で皆さんの行動や考え方の変化を促し、それが東京湾の再生につながれば!
そんな思いで、大都市東京の身近にある江戸前を楽しむためにも、「江戸前ブランド育成プロジェクトチーム」の一員として、魚食普及推進センターも積極的に江戸前の楽しさを伝えていきます!
江戸前を取って食べよう!
場所や季節が変わると魚も変わるので一回行っておしまいはもったいない!
でも、種類がわからないと食べられるかわからないので楽しめない。
市場でも買えない魚介類も多いので、潮干狩り、すだて体験、釣りに通い、筆者が自分の目で確認した正真正銘の江戸前の魚介類を紹介していきます。
「潮干狩りで獲った江戸前の貝」 ←写真付きで潮干狩り中に確認できます。
カガミガイは、ホンビノスと見分けてから下処理してくださいね!
現在11種類:アサリ、ハマグリ、マテガイ、ホンビノス、カガミガイ、シオフキ、アカニシガイ、ツメタガイ、バカガイ(青柳)、トリガイ、サルボウガイ。
「すだて漁で獲れた、江戸前の魚」 4-8月の季節で体験でき、季節によって魚の種類が変わる様子が面白いです。もちろん全然取れない日も。
4月 スズキ、コノシロ、ヒガンフグ、メバル、ウシノシタ、クロダイ、ドチザメ、(アカエイ)
5月 スズキ、コノシロ、コウイカ、シマイサキ、ボラ、ダツ、ギマ、(アカエイ)
「とった!さばいた!江戸前の魚」
釣りではオオモノ狙いだからか・・・種類は少ないですが、すだてでゲットした魚もボチボチ更新していきます。
・「アジ」 黄金アジも獲れます!
・「コノシロ」 鰯のようにズバッと腹を切って。
・「スズキ」 ヒレのトゲと、エラ蓋のトゲに注意!
・「タチウオ」 長いだけ!切れば簡単! 塩焼きが一番?!?
・「ギンガメアジ」 アジの仲間のゼイゴが特徴。
・「ダツ」 骨が青くても、ドキっとしないでください。
・「シタビラメ」 薄い身を丸めながら三枚か、ウロコだけ取ってムニエルか。高級な旨さ!
江戸前の海藻類
海に入らずだれでも買える代表が・・・ノリとワカメ
買うことがその地域を応援する事につながりますよ!
でも・・・船のスクリューに巻き込んでしまったり・・・邪魔だよ!と感じる人も。
イヤイヤ、そこがいいんです。邪魔だと・・・大きな魚が海藻の仲間で追いかけてこない!
そんな役割は「こちら」からご紹介!海藻と海草に違いを知りながら、イカの赤ちゃんまで見れるページです。ワレカラ君もぜひ見てほしい!
魚をさばいたり保存したり。生活に取り入れたい!
家庭でさばくと匂いがイヤだ!怪我をする!そんな声が多いので、包丁を使わなかったりするヒントを「こちら」から。
お刺し身用に冷蔵したり、沢山獲れた場合冷凍したり。ちょっとしたコツを「こちら」でご紹介。
家の冷凍庫で一年以上冷凍したタコの例もあります。
ちょっと工夫するだけで、ながーく保存できて便利な冷凍庫を活用しましょう。
アニサキスが怖い場合は冷凍が安心ですが、腕が上がったら「こちら」からさばきながら判断できるようになっていただきたい!
無理は長く続きません。ちょっとゆるーく、こんなもんか?などと考えながらご自分の生活に取り入れながら楽しみましょう!